国宝・世界遺産姫路城平成の大修理 別刷り特集
協賛134社
<広告出稿の意図・ねらい>
半世紀に一度といわれる国宝・世界遺産姫路城の大天守保存修理が終了しました。グランドオープンを迎えるにあたり、「昭和の大修理」が行われた1964(昭和39)年当時の企画紙面をデータベースで探したところ、その形跡がありませんでした。次の大修理に向けての「技の継承、記録」という意味でも紙面化して後世に残すことが新聞社の使命であると考え、保存性が高い別刷りの体裁で企画を立案しました。
<広告の内容>
別刷り特集では平成の大修理の全容を紹介するとともに、昭和の大修理にもふれておけば50年後の貴重な資料になると考え、企画を構成しました。取材中に発見した当時の見事なカラー写真はどの媒体にもこれまで露出がなく、この写真を掲載したことで昭和の大修理がいかに大規模で城の「白さ」も今回より際立っていたことが証明できました。
広告スペースは事業主である姫路市と施工した鹿島建設などを高段数で掲載し、残りは2段1/4の小枠(意匠)と名刺広告でまとめました。広告主からは「50年に一度の特集」ということで好意的に受け止められ、計134社からの協賛を得ることができました。フロント面で空撮写真を大きく扱うため、協賛社には同じようなビジュアルを避けるなど協力してもらい、記事と広告がバランスよく掲載できました。
<広告掲載後の反響>
本紙読者以外の方からも「記念に残したいので入手したい」との問い合わせが殺到するなど、保存性を重視した別刷り発行が功を奏しました。昭和の大修理を知る年配の方々からは「当時も白かったと記憶していたが、ここまでだったとは」など、カラー写真に対する反響も多数寄せられました。来賓・関係者1000人以上が参加した祝賀記念式典でも配布し、普段同紙を購読できない県外の方々へもアピールできました。新聞が持つ「記録」や「保存」という優位性を生かした今回の取り組みは、地元に名城などを持つ新聞社が企画を立案する際に参考となる事例になりました。
広告主 |
協賛134社 |
企画 |
神戸新聞社 |
掲載紙 |
神戸 |
制作 |
神戸新聞社 |
掲載日 |
2015/3/26 |
扱い |
神戸新聞事業社 |
スペース/回数/色 |
【第2朝刊】8ページ:全15段、全6段×5、全5段×2/カラー |
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