新聞広告賞2022広告主部門・新聞広告賞(第42回)
新聞広告報778号〈話題の広告事例〉

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Uターン促進企画「親のひとことが島根へ帰るきっかけでした」

島根県

2021/8/14 2021/8/14 2022/12/30 ポスター ウェブ広告① ウェブ広告② 出雲市駅サイネージ 松江駅サイネージ
<広告の狙い・内容>
島根県をはじめ、地方の人口減少が大きな社会問題となっている中、近年、若者の間で地方回帰の志向が高まっています。地元にUターンを検討する際に、地元に住む家族や友人、保護者からの声かけは大きな影響を与えます。県外にいる県出身者が帰省を考えるお盆や年末の時期に、家族や保護者に向けて広報することで、県内就職の重要な決定要素である親から子どもへ地元就職を促してもらう狙いで、企画しました。
8月14日付ラッピング紙面(60段カラー)の表面は、「親のひとことが島根へ帰るきっかけでした」のキャッチコピーと都会地を走る電車の写真をメーンにし、二次元コードを読み取ると約1分の短編動画が流れます。動画は、都会に住む若者が都会の生活に疲弊し、地元の友人の様子や親子のLINEのやりとりの中で、地元就職を考えるという内容です。裏面は、「あの子のひとことは『帰ってもいいかな』のサインです」のキャッチコピーと、表面の動画内容を母親目線で展開し、なにげない子どもとのやりとりの中で、子どもが帰りたがっているのかもと気づき、「いつでも戻っておいで」とメッセージを送るという内容。動画中で流れる音楽は、島根で活動するピアノ弾き語りデュオ「よもぎ」が担当しました。紙面デザインをポスターにして、県内の主要スーパーマーケット(合計57か所)、JR主要駅に掲出。動画は、県内のJR主要駅や病院、大学など8か所のデジタルサイネージに掲出し、新聞未購読者世帯にも広報しました。

<反響・効果>
特設サイトを設置したふるさと島根定住財団のサイトへのアクセス数は、1日平均3000PVに対して、広告を掲載した8月14日は1万3000PVとなりました。内訳は、紙面からは1万2000PV、ポスター、その他SNSからは1000PVで、平均滞在時間は約3分となり、数多くの方が動画を視聴しました。Yahoo!ニュース閲覧数は1万2284となりました。
島根県のフェイスブックには、いいね221件、シェア14件、コメント2件、インスタグラムにも多数投稿があり、「新聞の全面広告を両面で行うというぜいたくな使い方!新聞掲載の二次元コードを読み込み、スマホごと新聞の上に置くと、スマホ内の映像と新聞の写真がリンクするというオシャンな仕掛け。こういうの好きです!」「見て涙出た。まさに私の気持ちだったから…」「心をうたれました」などのコメントが寄せられました。






広告主 島根県 企画 山陰中央新報社
掲載紙 山陰中央 制作 Node
掲載日 2021/8/14、12/30 扱い
スペース/回数/色 ラッピング全60段(8/14)、二連版全30段(12/30)/カラー