地元の川に密着 恵み写す
中国新聞社・安部慶彦氏
写真連載「太田川 恵みと営み」
日本新聞協会は9月7日、2022年度の新聞協会賞を中国新聞社の安部慶彦氏(取材班代表)らに贈ると発表しました。
中国新聞社は、広島の「母なる川」である太田川に1年間密着し、周辺に息づく生き物や自然の恵みと営みを2020年12月13日付紙面から計24回にわたって連載したほか、ウェブサイトでも関連写真や動画を展開しました。
水中撮影やドローンによる空撮など多彩な手法を駆使し、多角的なテーマで撮影した写真は一枚一枚が美しく、物語性を感じさせる完成度の高い作品となりました。優れた撮影技術とともに、流域に通い詰めた記者の情報収集力も光りました。
地域の自然への深い愛情と畏敬の念を感じさせ、読者にふるさとの魅力を再発見させた写真報道企画として高く評価されました。
<受賞者>

中国新聞社
防長本社編集部(前編集局報道センター映像担当)
安部慶彦(あべ・よしひこ)氏
(2022年9月8日)