受賞スピーチ

「調査報道で社会に警鐘鳴らす」

受賞スピーチ

読売新聞東京本社・佐藤直信氏

読売新聞東京本社・佐藤直信氏が10月18日、新聞協会賞贈賞式で受賞スピーチをしました。「先進国の人が金銭を支払い、途上国で臓器移植を受けることは、非人道的な臓器売買につながるとして国際的に批判されている。社会に警鐘を鳴らす意義は大きいと考えた。今年2月に警察が仲介団体を摘発し、法制度の見直しに向けた議論も進む。報道がこうした動きを引き出したことを誇らしく思う。調査報道により事実を突き止め、問題の背景に迫る報道機関の役割をこれからも果たす」と語りました。

<受賞者>

佐藤直信(さとう・なおのぶ)氏

読売新聞東京本社
編集局社会部次長

「『海外臓器売買・あっせん』を巡る一連のスクープ」の取材班代表として、2023年度新聞協会賞を受賞。

(2023年11月6日)