「日テレノンフィクション」創刊
日本テレビは12月20日、報道番組を書籍化した「日テレノンフィクション」を創刊した。番組で伝えきれない情報を盛り込み、ジャーナリスティックな書籍シリーズを目指す。
第一弾は、2007年1月にNNNドキュメントで放送され社会問題となった「ネットカフェ難民」を取りあげた。番組では伝えられなかった内容や、放送後の取材対象者の様子なども盛り込んである。定価1000円。
同社出版部プロデューサーは、テレビ局が手がける書籍について「かつてはバラエティやドラマ、料理といった番組関連が中心だったが、最近は社会現象を知りたいという欲求が高まっていることから、報道番組の書籍化を企画した」と述べた。
新サイト「あらたにす」開設
朝日・読売・日経の3紙が読み比べられるニュースサイト「新s あらたにす(http://allatanys.jp)」が1月31日開設された。3社で設立した事業組合が運営。単独では展開できないサービスを提供し、ネット社会における新聞社の影響力、発信力を高めることを目指す。2008年春をめどに、コンテンツや機能を増強する。
主な内容は、3紙の一面、社会面、社説を読み比べできる「くらべる新聞」、有識者やジャーナリストなど10人が独自の視点で新聞記事を論評・解説する「新聞案内人」など。このほか、各社の書評やイベントも紹介する。3社の編集担当者らがその日の新聞作りの背景を紹介する「編集局から」も設けた。
「くらべる一面」では、それぞれの判断で一面から選んだ記事を、見出しとともに載せる。「くらべる社説」では、社説の見出しとともに、要旨も掲載。いずれも、社のサイトにアクセスし、全文を読むことができる。1週間分を保存する。