- トップページ
- 日本新聞協会について
- 表彰事業
- 2021年「地域貢献賞」
- 震災後10年続く地元中学生とのワークショップと「読売中学生新聞みやぎ」の発行
2021年「地域貢献賞」
震災後10年続く地元中学生とのワークショップと「読売中学生新聞みやぎ」の発行
宮城県読売会
- 実施期間:2012年~
- 実施地域:仙台市
- 活動概要:
宮城県内の読売センターで組織する宮城県読売会の高井秀樹副会長は、2011年に発生した東日本大震災の数日後、気仙沼市の避難所へ物資を届けた。後日、そこに避難していた小中学生4人が、被災地の状況や復興状態を記事にした壁新聞「ファイト新聞」を作成したことを知り、子どもが自ら考え、成長する機会を作ろうと「読売中学生新聞みやぎ」の企画を思いついた。
仙台市教育委員会と協力し、市内の公立中学校に通う2年生の中から学校長の推薦を得た最大18人が、職場体験の一環として、記者の仕事を体験する。参加生徒は、読売新聞東北総局に5日間通い、実際に取材、写真撮影、記事の作成・編集を行う。発行した新聞は、市内すべての読売センターが協力し、対象中学校の全生徒および仙台市内の読売新聞読者に配布している。単なる職場体験ではなく、生徒が自ら考え、聞き、書くことをこの活動で学んでいる。次号で10年目を迎える活動は、市内全域の中学生が新聞に触れる機会を創出し、活字文化への興味を増やすなど、教育意識の向上に貢献している。
※副会長=高井秀樹(たかい・ひでき)