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2023年「地域貢献賞」
販売店スタッフ一丸 岩木川河川敷で清掃奉仕
東奥日報稲垣販売店 店主 葛󠄀西久子
- 実施期間:2008年~
- 実施地域:青森県つがる市
- 活動概要:
東奥日報稲垣販売店は毎年春、岩木川河川敷3~4キロメートルにわたり、従業員総出で清掃活動を行っている。岩木川は世界自然遺産・白神山地を源流に、津軽平野を南北に流れる1級河川だが、冬が終わり、雪解けが進むと、河川敷では捨てられたペットボトルや空き缶が目立ち、時には古タイヤまで捨てられていることもある。同店の葛󠄀西久子店主らは2008年、「自分たちの手で地域をきれいにしたい」と立ち上がり、以来16年の間、活動を継続している。
青森県つがる市稲垣町地区は少子高齢化に直面しており、同店も従業員の中心は50~70歳代と例外ではない。河川敷の土手の上り下りが大変になってきても、店主らは“自分の地域は自分たちで守ろう”との意識を強く持っており、従業員からも自発的な声が上がる。
今年4月も、従業員24人が3日間かけて軽トラック1台分のごみを拾い集め、ペットボトルや空き缶は洗って分別し、リサイクルに回した。清掃中には地元の若者からも労いの言葉をかけられるなど、地域に浸透した取り組みとなっている。
※葛󠄀西久子(かさい・ひさこ)