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2023年「地域貢献賞」

被災地の地場商品をPR販売で地元を元気に

河北新報矢本販売所 所長 櫻井朋洋

  • 実施期間:2017年~
  • 実施地域:宮城県東松島市、石巻市
  • 活動概要:





河北新報矢本販売所の櫻井朋洋所長は、東日本大震災で被災した地元・宮城県東松島市と石巻市の特産品をPR、販売し、地域復興を支援している。両市で新聞販売所を経営する櫻井所長は、水産業、農業などの地域産業が震災前の売り上げに戻らず、販路が開けていない状況を目の当たりにし、地場産品のワカメ、牡蠣などの海産物、米、野菜等の販売を開始した。
月2回発行のミニコミ紙「さくらいんふぉ」では、櫻井所長や販売所社員が実際に漁船でワカメの収穫などを手伝った体験などを紹介し、折り込みチラシと併せて地元特産品の魅力を伝える。店舗には冷蔵・冷凍庫を完備し、常時100種類ほどの商品を販売するほか、他の販売所へ出向き、即売会も実施している。また、他県・他系統の知人の販売所へ被災地支援企画として紹介してもらい、販路を首都圏など全国へ拡大する一方、取引販売店から紹介された商品を仕入れ、地元で販売し、相互のコミュニケーションと販路拡大に成功している。
購入商品は無料で配達し、交通弱者である高齢者のリピーターを多く獲得し、見守りの一助ともなっている。また、地元漁師や飲食店とのコラボレーションで地場産品を商品化するなど、新たな地元PR活動も展開している。
※櫻井朋洋(さくらい・ともひろ)

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