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新聞オーディエンス調査365

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 「新聞オーディエンス調査365」は、月1回以上新聞を読んでいる人を対象に、普段と比べてメディアによく接したかどうかを尋ねる調査です。2017年10月1日から19年9月までの2年間実施していったん終了し、20年6月から再開しました。
 新聞、テレビ、インターネットのメディア別に、当該月の回答平均と比較したデーリーの接触状況を把握します。事件や事故、政治・経済の状況に加え、大型イベントや正月など消費行動にもつながる各種タイミングでのメディア接触、季節変動などを観測していきます。18歳以上69歳以下の計300人を対象に調査を行い、1か月ごとのトピックスを毎月下旬に発表します。
 これまでの調査結果は、こちらをご覧ください。

選挙、スポーツの結果に通年で高い関心
「新聞オーディエンス調査365」24年度合算調査結果を発表

 日本新聞協会広告委員会は7月30日、ウェブ調査「新聞オーディエンス調査365」2024年度分(2024年4月~2025年3月)の調査結果を発表しました。毎月の調査に加え、年間の接触傾向を把握することで1年間のトレンドを分析しています。
 この調査は、新聞などメディアへの毎日の接触状況の変化と関心を集めたニュースについて分析しています。あわせて印象に残った新聞広告を、選択式ではなく自由に回答してもらう純粋想起で毎日尋ね、上位に挙げられた広告を紙面ビジュアルとともに紹介しています。全国の18歳以上69歳以下の300人を対象に、新聞、テレビ、インターネットのメディア別に調べ、月ごとにデーリーの接触傾向を発表しています。
 この調査では、紙の新聞だけでなく、電子版、オンライン版、ニュースサイトなど新聞社が発信する情報を含めて「新聞」と集計しています。なお、テレビ、インターネットについても同様の集計です。

◇長期休暇にも接触率高まる

 1年間の中で新聞や新聞社が発信する情報への接触が高まった上位5日は、以下の通りです。
 ①10月28日(衆院選の開票結果)
 

石破茂政権発足直後の短期決戦となった衆院選の投開票が前日27日に行われ、その結果に読者の大きな関心が集まりました。政権交代につながった2009年の衆院選以来、15年ぶりに自民と公明の与党が過半数を割り込み、各党首の発言や今後の展開にも関心が寄せられました。

 ②1月1日(元日、能登半島地震から1年)
 

例年、元日発行の新聞への接触は高く、「じっくり読んだ」との回答が多く見られたほか、広告特集や別刷りを含むボリュームのある紙面を楽しんだ声が寄せられました。また、能登半島地震の発生から1年が経ち、被災地の復興に向けた動きに関心が集まりました。

 ③10月27日(衆院選投開票日)
 

衆院選の投開票日は、ネットを含めた新聞社の報道に注目が集まりました。投票に向けて各政党の公約や立候補者を新聞で網羅的に把握する読者もいました。

 ④7月31日(パリ五輪で日本人選手がメダル獲得)
 

同26日に開幕した第33回夏季五輪パリ大会の競技結果が連日報じられる中、日本選手によるメダル獲得の記事に関心が寄せられました。29日には体操男子団体で2大会ぶりに優勝するなど、全国を盛り上げました。

 ⑤9月21日(大谷選手が「50-50」達成)
 

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が19日(日本時間20日)に、史上初となるシーズン50本塁打、50盗塁の「50-50」を達成した快挙がスポーツ面だけでなく、一面や社会面などで報じられました。大谷選手の声をはじめ、関係者の喜びやそれまでのシーズンの活躍が各紙に紹介されました。

◇メッセージ性のある広告に注目

 この調査では、「印象に残った新聞広告」を尋ねています。印象的なビジュアルやコピーを活用したメッセージ性の高い広告が、年間を通して読者の目を引きました。
 特に、以下の広告を純粋想起で挙げる読者が多くいました。

 
・「さよなら、Tポイント。おまたせ、Ⅴポイント」(三井住友カード株式会社/4月22日)
 
・「おーいオオタニサン!」(株式会社伊藤園/4月30日)
 
・「いつの日も、僕のそばには お茶がある」(株式会社伊藤園/5月20日)
 
・「今日、ファンタジーが、目を覚ます。」(株式会社オリエンタルランド/6月6日)
 
・「SUNTORY JAPANESE WHISKY」(サントリーホールディングス株式会社/10月8日)

◇接触スコア推移 (2024年4月1日~2025年3月31日)





◆日本新聞協会について

新聞・通信・放送119社で構成する一般社団法人。会長は中村史郎(なかむら・しろう/朝日新聞社代表取締役会長)。

◆日本新聞協会広告委員会について

日本新聞協会会員新聞社の広告・営業局長63社63人で構成。委員長は隅浩一郎(すみ・こういちろう/日本経済新聞社常務執行役員メディアビジネス担当)。

◆新聞オーディエンス調査365について

月1回以上新聞を読んでいる18歳以上69歳以下の計300人を対象に、普段と比べてメディアによく接したかどうかを毎日尋ねるウェブ調査です。毎月のトピックスを翌月下旬に発表しています。2017年10月1日から19年9月30日まで実施し、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うメディア接触状況の変化を調べるため、20年6月より調査を再開しました。新聞、テレビ、インターネットのメディア別に、当該月平均と比較したデーリーの接触状況を公表します。事件や事故、政治・経済の状況に加え、大きなイベントや正月など消費行動にもつながる各種タイミングでのメディア接触、季節変動などを観測します。

〈この件に関する問い合わせ先〉

日本新聞協会 広告部広告担当
メール:koukoku@pressnet.or.jp

以  上