ギャンブル広告指針に対応 広告賞審査委員に葛西薫氏【広告委員会】
第59期第10回広告委員会は3月15日、事務局会議室で開かれ、内閣官房のギャンブル等依存症対策推進本部がまとめた基本計画案への意見募集に応じることを決めた。公営競技の主催者などの自由な広告活動を阻害しないよう求める方針。新聞広告賞の外部審査委員をアートディレクター・葛西薫氏に委嘱することを決めた。
基本計画案は、ギャンブル愛好者が過度にのめり込むのを防ぐための具体策を提示。広告に注意喚起の文言を入れることなどを公営競技の主催者、パチンコ事業者らに求める案を盛り込んだ。このうち競馬については、主要レースの広告費抑制を検討事項に挙げている。
次期委員長に牧埜敦司委員(毎日東京)を選任した。2020年度以降の「新聞広告の日」記念式典の日程を決めた。20年は10月20日、21年は10月15日に開く。
次年度の下部組織の活動計画案を了承した。広告プロモーション部会は広告会社のプランナー向けPRを検討する。出稿計画に新聞広告を取り入れてもらうことを目指す。
(2019年3月15日)