次期会長に山口理事(読売)「軽減税率適用を確実に」 新聞協会
新聞協会は4月17日、会長選考委員会を開き、次期会長に山口寿一理事(読売新聞グループ本社代表取締役社長、読売新聞東京本社代表取締役社長)を推挙することを決めた。同日開かれた理事会で報告した。
6月19日の定時会員総会と理事会で正式決定する。次期会長に内定した山口理事は理事会で「消費税率の引き上げ時に新聞への軽減税率適用を確実なものとしなければならない。新聞界を取り巻く厳しい経営環境において、将来的に新聞協会の収支の安定を図る必要もある。会長としての職務を果たしていきたい」と述べた。
任期は2年。6月で任期満了となる白石興二郎会長(読売)の後を引き継ぐ。
山口 寿一氏(やまぐち・としかず)東京都出身、早大卒。1979年読売新聞社入社。社会部次長兼法務室次長、グループ本社の法務部長、社長室長などを経て、2011年グループ本社取締役社長室長・コンプライアンス担当、東京本社常務取締役広報・コンプライアンス担当。12年グループ本社取締役経営戦略本部長・広報担当、東京本社専務取締役広報・メディア担当。14年グループ本社専務取締役経営本部長・広報担当。15年グループ本社代表取締役経営主幹・東京担当、東京本社代表取締役社長。16年グループ本社代表取締役社長。62歳。
新聞協会では13年から理事・運営委員会委員、博物館運営問題検討プロジェクトチーム座長。16年から博物館特別委員会委員長。18年から新聞メディアの強化に関する委員会委員長。
(2019年4月17日)