デジタル教科書の活用例紹介 NIE委が教科書会社向け説明会
新聞協会NIE委員会は6月28日、教科書会社向けのNIE説明会を事務局会議室で開いた。新聞のデジタル版の活用について、毎日東京の城島徹教育事業室編集委員が講演した。東京都北区立滝野川小の水木智香子教諭と都立赤羽商業高の林敏昭教諭がそれぞれ実践例を紹介した。
城島氏は、デジタル教科書に組み込んだインタビュー動画を見て記事を書くお茶の水女子大付属中の授業を紹介。こうした手法を参考に新聞社と教科書会社が協力することで、新聞活用や指導の幅が広がると述べた。
滝野川小は全学年で新聞を15分間読み、記事や写真を切り抜いて感想を書く「NIEタイム」を実践する。6年生になると7割の児童が、15分で感想と要約を書き上げるという。水木氏はNIEタイムを通して「児童の言語能力の高まりを実感できた」と話した。
教科書会社などから9社16人が参加した。
(2019年6月28日)