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デザイン×紙の力に着目 ローカルメディア展開幕 ニュースパーク 

 ニュースパーク(新聞博物館)の企画展「地域の編集―ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」が10月5日、開幕した。洗練されたデザインで地域の生活や文化、歴史などを伝える約130種の紙媒体を展示する。課題解決、双方向性、記録性など七つのテーマに分け、その役割を伝える。古民家再生事業に取り組む神戸、防災特集を毎週組む神奈川など新聞24社の事例も紹介する。

 展示するローカルメディアは、読者投稿の「シルバー川柳」が人気の無料月刊紙「みやぎシルバーネット」や、1984年から25年間発行された地域誌「谷中・根津・千駄木」など。企画展は12月22日まで。

 開幕に合わせた5日のトークショーで、企画展の構想に携わった千十一編集室の影山裕樹代表は「地域の情報を自ら発信することで、町の文化や風習に誇りを持ち、育てようという気持ちになる」と語った。 

 関連イベントの概要は次の通り。いずれも要予約。

 ◇「全国まわしよみ新聞サミット」(11月2日)全国130紙から参加者が記事を選び壁新聞を作る。定員70人。講師は「まわしよみ新聞」発案者の陸奥賢氏、津屋崎ブランチの山口覚代表。

 ◇「YOKOHAMA MEME(ミーム)」(11月9日~12月22日)横浜について地元メディアの助言を元に取材。定員30人程度。テーマは①盛り場の盛衰記(補佐役=星羊社「はま太郎」)②横浜の歴史的建造物(神奈川新聞社)③ユニバーサルツーリズム(情報サイト「ヨコハマ経済新聞」)の三つ。

 ◇「閉幕イベント」(12月22日)ミームの成果を発表。さわだいっせい(YADOKARI)、篠原慎一郎(神奈川新聞社)、北原利行(電通)、鍋島裕俊(折込広告文化研究所)、影山裕樹の各氏が登壇予定。

地域の編集―ローカルメディアのコミュニケーションデザイン

(2019年10月5日)

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