《新聞広告の日 記念式典》 大賞の元カープ・黒田氏、野球ファンに「楽しんで」
第62回「新聞広告の日」記念式典が10月24日、東京都港区の東京プリンスホテルで開かれた。新聞広告大賞を受賞した元プロ野球投手・黒田博樹氏は代理人を通じて「広告を見た多くの野球ファンに楽しんでもらえればうれしい」とのメッセージを寄せた。新聞協会の山口寿一会長(読売)はあいさつで、情報を拡散する力を持つ新聞広告を軸に、「デジタルメディア、映像、イベントなどを掛け合わせて広告主の要望に応えたい」と話した。
黒田氏は昨年11月、引退する広島東洋カープの後輩・新井貴浩選手をねぎらう個人広告を中国新聞に出稿。記事や写真を並べた構成や、現役最終試合の直後に出稿し全国的に話題を呼んだ点などが評価された。
新聞広告クリエーティブコンテストの贈賞式では、最優秀賞の立石祐司氏(制作者代表、日本経済広告社)に賞状が手渡された。審査委員長の副田高行氏(アートディレクター)は「高齢者もSNSを使う時代性や、掲載が喜ばれる新聞広告の側面を表した点を評価した」と講評した。
芸人で作家の又吉直樹氏が「本を読むこと、書くこと」をテーマに講演した。新聞社や広告主企業、広告会社などから610人が出席した。
(2019年10月24日)