「緊張感与える」 れいわ・山本太郎氏、論説責任者懇で
新聞協会は11月1日、論説責任者懇談会を事務局会議室で開いた。7月の参院選で2議席を獲得した新政党・れいわ新選組の山本太郎代表が参加者の質問に答えた。与野党が嫌がる主張で「議論に緊張感を与えたい」と述べた。
れいわ新選組は結成から数か月で集会に約3千人を集めるなどして話題を呼んだ。注目度の高さは「生活を変える可能性がある政党に有権者が希望を持ったことの表れだ」と語った。
論説・解説上の諸問題に関する懇談では、子供に伝わる社説の工夫について意見を交わした。東京の喜聞広典取締役論説担当はです・ます調の中高生向けコラム「週のはじめに考える」を紹介。「NIEの一環として今後も力を入れる」と話した。
神戸は正月や大型連休に合わせ、です・ます調の社説を掲載。ウェブサイト上では通常の社説より閲覧数が多かったという。三上喜美男論説委員長は「使い方次第で読者と距離を縮められる」と述べた。
このほか、作家・ジャーナリストの河合雅司氏が「人口減少日本で新聞業界に起きること」と題し講演した。44社46人が参加した。
(2019年11月1日)