情報の引き出し 新聞で整理 働くママ向けイベント 新聞協会
新聞協会は2月10日、起業や復職を目指す女性向けのイベントを「Startup Hub Tokyo」(東京都千代田区)で開いた。子育て中のゲストが仕事との両立の工夫や情報収集術を語った。整理収納アドバイザーのEmiさんは、購読する「日経MJ」の記事を切り抜き、考えたことをノートに書いていると語った。
10歳の双子を持つEmiさんは「自分の引き出しを自分で開けられるようにする」ため、気になったことをメモするよう習慣付けているという。育児が忙しいときも「社会との関わりを持ちたくて、新聞の1面や見出しだけはざっと見ていた」と述べた。スタイリストの大草直子さんは長女の大学受験の小論文対策に新聞記事が役立ったと話した。
サンスポの竹下聖氏は「新聞は膨大な取材をした上で、大事な部分しか記事にしない。インターネットで情報を集めるより時短になる」とし、参加者に新聞閲読を薦めた。進行役の日経・弟子丸幸子氏も、見出しと記事の1段落目を読むだけで新聞から効率良く情報を得られると応じた。
定員80人を超す約300人から応募があったため、イベントの様子を写真・動画共有アプリ・インスタグラムの「新聞科学研究所」アカウントで生配信した。新聞・通信各社のほか、主に30代女性が読む月刊誌や母親向け情報サイトも取材に入った。
(2020年2月10日)