販売所従業員数 過去最大に並ぶ5.1％減 外国人は増加続く 販売委調べ
新聞協会販売委員会がこのほどまとめた調査結果によると、2019年10月1日現在の新聞販売所従業員総数は前年比（以下同）5.1％減の27万1878人だった。減少率は最も大きかった17年と同じ。販売所数は1万5344。前年から2.9％（458店）減った。
従業員総数は、人数でみると1万4506人減。全体の99.7％を占めるおとな従業員は5.0％減の27万939人だった。内訳は専業従業員が5.0％減の4万4437人、副業従業員は5.3％減の22万1788人。学生は10.2％増の4714人だった。
新聞少年は21.2％減の939人。調査を始めた1963年以来、初めて千人を割り込んだ。内訳は中学生が15.6％減の228人、高校生は22.8％減の711人だった。
外国人従業員は6.4％増の2761人。2年続けて増えた。全体に占める割合は0.1ポイント拡大し1.0％だった。
従業員総数に占める就労形態別の構成比をみると、副業が81.6％（0.2ポイント減）で最も多い。専業は16.3％（前回と同じ）、学生が1.7％（0.2ポイント増）、新聞少年は0.3％（0.1ポイント減）。
性別の構成比は男性が59.1％、女性が40.9％だった。
所長とその家族は集計していない。ただし配達などに従事し、賃金支払いを受ける家族は含む。
（2020年2月11日）
