購読意向、閲読頻度と相関 《販売委・無読家庭モニター調査》
新聞協会販売委員会は2月18日、新聞無購読家庭の閲読モニターに対する調査結果をまとめた。回答者のうち期間中に新聞を週1回以上読んだ人は90.4%。子供が週1回以上読んだと答えた人は30.1%だった。回答者や子の閲読の頻度が高いほど購読の意向も高まっていた。
モニターキャンペーンは小中高校生の子を持つ30~40代の無購読層に、新聞が子供の学力向上に役立つことを理解してもらう機会をつくるため実施した。3905の家庭が参加。調査にはこのうち3226家庭の大人が回答した。回答者の82.2%が30~40代。
回答者の閲読頻度は「ほとんど毎日」と答えた人が43.6%。週1回以上読んだ人は90.4%だった。
子の閲読頻度を尋ねると、週1回以上読んでいた子は合計30.1%だった。
購読の意向を聞くと「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人は合わせて26.5%。「ほとんど毎日読んだ」と回答した1407人でみると43.0%。子供が「ほとんど毎日読んだ」という179人では58.1%が購読の意向を持っていた。
購読の意向を示した人に理由(複数回答)を尋ねると「記事の内容が読みやすい」(32.5%)、「子供の教育に役立つと思った」(30.7%)、「読み続けたい記事があった」(13.0%)、「子供との会話が増えた」(6.0%)、「子供が読み続けたいと言った」(3.3%)などの回答が寄せられた。
(2021年2月18日)