1. トップページ
  2. 新聞協会ニュース
  3. 学校に電子教材 熊本日日の活動聞く〈新聞経営賞報告会〉

学校に電子教材 熊本日日の活動聞く〈新聞経営賞報告会〉

 新聞協会は2月19日、2020年度新聞経営賞を受賞した熊本日日新聞社の教育活動に関する報告会をオンラインで開いた。熊本日日の今村浩読者・新聞編集センター長らが地域に関する記事をまとめた小中学生向け電子教材の普及について説明。今村氏は、子供の情報活用能力や地域への関心を高め、NIE活動の幅を広げたいと語った。

 熊本日日は熊本県高森町が児童・生徒全員に電子端末を配備したことに着目。2020年1月に同町教育委員会と協定を結び、端末で電子教材、電子書籍が読める「タブレット図書館」をともに作った。10月に運用を始めた。

 熊本日日は学校側が使いやすいよう、水俣病や熊本県内の生き物にまつわる連載記事などをテーマごとにまとめて電子書籍化し、提供している。子供が読みやすいよう、書籍にはルビをふっている。教育現場からは文字・画像の拡大やキーワード検索ができ、好きな時に借りられる点が便利だとの声が上がっているという。

 報告会には新聞・教育関係者約100人が参加した。

(2021年2月19日)

ページの先頭へ