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災害報道の工夫 ミニ展示で紹介 ニュースパーク

 ニュースパーク(新聞博物館)は4月20日、3階常設展示室で開催中のミニ展示「企画展で振り返る20年のあゆみ」を更新しました。テーマは「災害」。水や食料の入手方法、交通情報などをまとめた阪神・淡路大震災発生後の「地震災害マップ」(1995年1月20日付読売新聞朝刊)などを並べました。災害時に読者が求める情報を伝えてきた新聞社の活動を紹介します。

 関東大震災発生時、都内各地に避難した人を一覧にした「避難者氏名表」(1923年9月16日付東京日日新聞)は、岩手日報社が東日本大震災直後に報じた約5万人の避難者名簿を連想させます。

 太平洋戦争中の大地震を伝えるベタ記事「きのふの地震」(1944年12月8日付毎日新聞)も展示。軍需産業が打撃を受けたことに一切触れておらず、報道が統制されていた当時の状況がうかがえます。

 展示は企画展「伝える、寄り添う、守るーー『3・11』から10年」に合わせて差し替えました。6月下旬までの予定です。

 展示の概要はこちらでご覧いただけます。

(2021年4月20日)

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