新聞を使った自由研究紹介 アイデアの発想法も指南 親子向け体験イベント開催
新聞協会は7月31日、小学生とその保護者に新聞を使った自由研究のアイデアを紹介するオンラインイベントを開きました。新聞を使った「知育」ゲームを開発した大谷直史鳥取大准教授らが複数の単語を組み合わせることで自由研究のアイデアを発想する手法を指南。参加者はこの手法で編み出された新聞紙での人形作りなどを体験しました。
単語は行動、気持ち、目的または結果を表す単語の3種類に分類されます。行動には「読む」「書く」、気持ちには「うれしい」「わくわく」、目的または結果には「お手伝い」「作品」「遊び」などの単語が含まれます。これらを組み合わせ、新聞を使った自由研究のアイデアを発想します。大谷氏と関西学院大の武田信吾助教が手法を考案しました。
新聞紙での人形作りは大谷氏が「作る」「飾る」「作品」を組み合わせて考え出したアイデア。今回のテーマは「生き物」としました。子供らは新聞をめくり「猫」や「虎」など生き物の名前を発見。新聞紙を丸めたり切ったりして名前を見つけた生き物の人形を作りました。
小1の子を持つお笑いタレント・虻川美穂子氏と、3児を育てる読売東京・矢子奈穂生活部記者も単語を頼りに自由研究のアイデアを練りました。虻川氏は「スポーツ」「わくわく」「調べる」を組み合わせ「わくわくするスポーツの記事を調べる」という案を発表しました。
2人は人形作りにも挑戦。作業中、新聞を使った自宅学習についても話し合いました。矢子氏は、平易な言葉で短くニュースをまとめた子供向けの新聞について「大人が読んで子供に聞かせるのも良い」と紹介しました。
保護者と子供100組が参加しました。大谷氏が運営する学童保育に通う子供約20人も人形作りなどに取り組みました。
イベントの概要はこちらでご覧いただけます。
(2021年7月31日)