中止のマラソン 新聞22紙で応援 第41回新聞広告大賞は第一生命保険
新聞協会は9月1日、第41回新聞広告賞を発表しました。大賞は第一生命保険の「42.195kmの自粛の先へ。」に贈ります。同社は各地の市民マラソン大会が新型コロナウイルス禍のため中止や延期になったことを受け、走者の視点から捉えた各大会のコース写真を配した新聞広告を開催地の新聞22紙に載せました。開催を待ち望む走者の思いをコピーに表し、各大会の記念Tシャツの写真に添えました。広告はSNSでも話題となりました。新聞協会は、新聞広告が持つ地域性とメッセージ性、拡散力を生かし、各地の営業拠点と自治体や大会関係者、走者との絆を深めた広告活動として評価しました。
広告は全15段。読売新聞(東京本社版、大阪本社版)、北海道新聞、河北新報、福島民友新聞、神奈川新聞、千葉日報、信濃毎日新聞、新潟日報、北日本新聞、北國新聞、京都新聞、神戸新聞、奈良新聞、山陽新聞、徳島新聞、愛媛新聞、西日本新聞、熊本日日新聞、宮崎日日新聞、南日本新聞、琉球新報の各紙に載りました。
第一生命は各大会の開催予定日やそれに近い日付の新聞に広告を出稿。大会関係者や走者を励ますことを狙いました。第一弾は2020年10月18日付の千葉日報に掲載。同日、千葉県内で「ちばアクアラインマラソン」が開催されるはずでした。広告下部にコースの高速道路「東京湾アクアライン」の写真を配置。上部には記念Tシャツの写真を配し、その隣に「また、海を走りたい」とのコピーを付しました。
大賞1件のほか、本賞は広告主部門で5件、新聞社企画・マーケティング部門で5件、計10件を選びました。10月15日の「新聞広告の日」記念式典で贈賞します。
応募は広告主部門が298件、新聞社企画・マーケティング部門は63件でした。大賞、本賞のほか、広告主部門は10件の優秀賞、新聞社企画・マーケティング部門は6件の奨励賞を選びました。
第41回新聞広告賞の受賞作品はこちらでご覧いただけます。
(2021年9月1日)