市民マラソンの走者に勇気 新聞広告大賞の第一生命保険 「新聞広告の日」記念式典
第64回「新聞広告の日」記念式典が10月15日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれました。新聞広告大賞が第一生命保険の「42・195㎞の自粛の先へ。」に贈られました。瓜生宗大取締役常務執行役員は受賞あいさつで「新型コロナウイルス禍で中止、延期となった各地の市民マラソン大会の関係者や出場予定だった走者を勇気づけたいとの気持ちを込めた」と語りました。
第一生命保険は中止や延期になった各大会のコース写真を配した新聞広告を開催地の新聞22紙に掲載。走者の思いをコピーに表しました。瓜生氏は、全国から感謝と共感の声が届いたと述べました。
新聞協会の丸山昌宏会長(毎日新聞社)はあいさつで、コロナ禍が長引く中、不確かな情報が飛び交っていると指摘。「新聞社発の情報は信頼が厚く、新聞広告への関心も高まっている」と述べました。その上で、新聞広告を軸にデジタルメディア、映像、イベントなどを組み合わせて、広告主の要望に応えたいと話しました。
新聞広告賞を受賞した広告主、新聞社による報告会も実施。受賞活動計9件の担当者らが、新聞広告とSNSを連動させた取り組み、紙媒体の特性を生かした企画などを紹介しました。
式典では新聞広告クリエーティブコンテストの贈賞式も開きました。最優秀賞の青野高広さん(アド・ベン・コーポレーション)による「#拡散したくない」など入賞した6作品について、審査委員長の副田高行氏が講評しました。
新聞社や広告主企業、広告会社などから計380人が参加。オンラインでも式典の様子を配信しました。映像は31日までこちらで公開します。
(2021年10月15日)