報道写真展開幕 ニュースパーク
「2021年報道写真展」が1月8日、ニュースパーク(新聞博物館)で始まりました。東京写真記者協会との共催。同協会に加盟する新聞・通信・放送36社の記者が撮影した約300点を展示しています。死後の検査で新型コロナウイルス感染が判明した男性の葬儀の様子を写した同協会賞グランプリ作品や、コロナ下の東京五輪関連の写真などが並びます。
千葉県八街市で昨年6月、トラックが下校途中の児童の列に突っ込み、5人が死傷した事故現場を写した写真も展示しています。神奈川県藤沢市から訪れた内堀裟土志さん(75)は、直視にためらう悲惨な状況も、記者が目を背けずに記録してくれていると感じたと話しました。
展示は4月17日まで。
写真展の概要はこちらでご覧いただけます。
▽1月15日に記者講演会
1月15日には、関連イベントとして、グランプリ受賞者の角野貴之記者(朝日新聞社)と新型コロナウイルス禍の医療現場に迫る写真で奨励賞一般ニュース部門(国内)を受賞した由木直子記者(東京新聞)による講演会を開きます。2記者は新型コロナ禍での取材を振り返るほか、撮影時の工夫などについて討議します。討議の進行は東京写真記者協会の渡辺幹夫事務局長が務めます。
講演会は午後1時30分~3時30分。オンライン会議システムZoom(ズーム)での聴講も受け付けます。参加費はオンラインが400円(税込み)。会場参加は入館料のみかかります。
申し込み先はこちら(イベント管理サイト・ピーティックス)。会場参加はメール(npevent@pressnet.jp)と往復はがきでも受け付けます。
▽あちこちのすずさん展も
ミニ展示「戦後77年 地方紙が伝えた『すずさん』~『#あちこちのすずさん』プロジェクトより」も1月8日、始まりました。戦争体験の継承に向けたNHKの企画に参加する岩手日報社、神奈川新聞社、信濃毎日新聞社、新潟日報社、神戸新聞社、徳島新聞社、長崎新聞社の7紙の紙面などを展示します。
ミニ展示の概要はこちらでご覧いただけます。
(2022年1月8日)