情報社会の構造 「森」に例え解説 ニュースパーク常設展一部刷新
ニュースパーク(新聞博物館)は3月14日、常設展示「情報社会とわたしたち」のコーナーを一部刷新しました。正しい情報と不確かな情報が入り混じる社会の構造を解説します。さまざまな情報に触れることを「冒険」に例え、情報社会で生きていく上で必要な心構えや具体的な対策を来館者に考えてもらいます。
同コーナーでは情報の発信者を確かめることや、いろいろな視点から物事を見比べることなど、正しい情報を見極めるためのポイントを紹介。インターネットの普及やデジタル技術の発達により情報量が爆発的に増えた現代社会を「情報の森」と見立てます。SNSなどに間違った情報が広がることで起きた混乱を、森の中で「大けが」につながった事例として紹介するパネルもあります。
森で迷わずに冒険するため、メディアや情報リテラシーの専門家4人が道具を来館者に与えるとの設定になっています。元TBSキャスターで白鴎大特任教授の下村健一氏は「ひかり球」を授けます。たとえ確かな発信者が発した情報でも、焦点が当たるのは一部分。死角となった部分の情報を光で照らし、他の見方を探すことが重要だと説きます。
見学した内容を学校や家庭で振り返ることができるよう副教材も用意しました。4月から団体見学の児童・生徒に配布します。
常設展示の概要はこちらでご覧いただけます。
(2022年3月14日)