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<コロナ禍のメディア接触調査> 情報の信頼性は新聞が首位 新聞広告への関心高まる 広告委員会

 新聞協会広告委員会は3月24日、新型コロナウイルス禍でのメディア接触や、新聞社発の情報への信頼性、新聞の企業広告に対する印象などに関する調査結果を発表しました。社会の動きやニュースを知る上で紙の新聞を「信頼できる」「やや信頼できる」と答えた人の合計は全回答者の67.2%。全メディアの中で最も高くなりました。新型コロナの感染拡大後、新聞広告への注目や関心が高まっています。年代別にみると、20代で新聞広告に対する見方や向き合い方の変化が他世代より大きい傾向がありました。

 全国の15~79歳の男女1243人が対象。1月21~23日にインターネット上で調査しました。

 情報を「信頼できる」「やや信頼できる」と答えた人の合計が新聞に次いで高かったのはテレビの66.2%。新聞の有料電子版は52.5%、無料電子版は49.6%。グーグルやヤフーなどのポータルサイトは45.5%で、SNSは15.8%でした。

 ネットやSNSでニュースを見ている人のうち、提供元を「確認する」「大抵確認する」と答えた人は計46.6%でした。このうち、情報の提供元が新聞社ならば信頼できると答えた人は60.5%で全メディアの中で最も高くなりました。

 各メディアの接触者にその頻度を尋ねると、「ほぼ毎日」と答えた人の割合はテレビが85.4%で最も高くなっています。SNS(79.7%)、ポータルサイト(79.3%)、紙の新聞(77.4%)が続きました。

 普段からそのメディアに接触している人に、新型ウイルス関連の報道が出て以降の接触頻度の変化を尋ねました。「増えた」「やや増えた」と答えた人の合計は、有料電子版読者が40.9%、新聞のニュースサイト接触者が38.9%、無料電子版を見る人が36.8%。紙の新聞を読む人では21.0%でした。

 接触が増えた人にその理由を聞くと、紙の新聞の読者は「情報が分かりやすいから」(40.0%)、「情報が信頼できる」(34.5%)、「情報が幅広い」(31.8%)などと答えました。新聞のニュースサイトでも「情報がわかりやすいから」(34.5%)が最も多い回答でした。

 普段から新聞に接触している人に、新型コロナ感染拡大後の新聞社発の情報に対する印象について尋ねました。回答は「より関心をもって見るようになった」(50.1%)、「より注目するようになった」(49.0%)、「より役に立つと思った」(46.7%)の順に多くなりました。

新聞広告に対する20代の意識 変化大きい傾向

 コロナ禍を受け、新聞広告に対する意識がどう変わったかも調べました。普段から新聞に接触する人のうち、感染拡大後に新聞広告を「より役立つと思った」と答えた人は27.1%。「より注目するようになった」との回答は25.8%でした。

 年代別にみると、20代の回答は「より役に立つと思った」(41.9%)、「より注目するようになった」(41.9%)、「より説得力があると思った」(35.5%)の順に多くなりました。それぞれ全体より10ポイント以上高くなりました。

 新聞の接触者に新型ウイルス感染拡大後の新聞広告の見方や向き合い方の変化を聞くと「いつもより時間をかけてじっくり読むようになった」(18.0%)との回答が最も多くなりました。「広告内容をインターネットやSNSで調べた」(11.0%)、「広告を出している企業や商品のホームページを見た」(7.6%)と続きました。

 20代では「広告内容をインターネットやSNSで調べた」(38.7%)、「いつもより時間をかけてじっくり読むようになった」(29.0%)の順に多くなりました。「広告を出している企業や商品のホームページを見た」、「広告を切り抜いて保存した」、「広告内容をSNSに発信した」はいずれも22.6%。どの回答も全体より10ポイント以上高くなりました。

 普段から新聞に接触する人に新聞の企業広告に対する印象も尋ねました。「これまで知らなかった企業を知るきっかけとなる」との回答は34.6%で最も高くなりました。年代別にみると、20代で48.4%、30代で46.8%に上りました。

 新聞に企業広告を掲載する企業の印象についても調べました。回答は「企業の思いが伝わる」(34.0%)、「企業の社会的責任が伝わる」(21.9%)、「勢いのある企業だと感じる」(21.6%)の順に多くなりました。

 調査結果の詳細はこちらでご覧いただけます。

(2022年3月24日)

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