社会参画の力 新聞で育む 主権者教育の実践術紹介 新聞協会が冊子発行
新聞協会はこのほど、新聞を使った主権者教育の実践方法を紹介する教員向けの冊子「どうしてますか?主権者教育――学習指導要領に沿った学びの提案」を発行しました。小中高校の種別に学習法を提示。子供が主体的に社会に参画する力などを育む上で、新聞が有効だと訴えます。
中学・高校の教員には、複数紙を使った読み比べを提案。生徒には各紙の記事を通じ多様な考え方に触れることで、社会問題への自身の意見を持ってもらう経験が重要だと呼び掛けました。
新聞の使い方に悩む教員の声にQ&A形式で答えました。「政治的中立性の問題は?」との質問に対し、立場の異なる複数の新聞を読み比べることで、客観的に判断する力を身に付けられると説きました。
冊子はA5判8ページ。各都道府県・市区町村の教育委員会や中学・高校などに送付します。定価11円(税込み、送料別)。購入希望はNIE担当(電話・03・3591・4410)まで。
冊子の概要はこちらでご覧いただけます。
(2023年3月28日)