インターネットとの融合が奏功 新聞広告大賞の近畿大学 「新聞広告の日」記念式典
第66回「新聞広告の日」記念式典が10月20日、東京都千代田区の帝国ホテルで開かれました。新聞広告大賞が学校法人近畿大学の「上品な大学、ランク外。」に贈られました。近畿大の世耕石弘経営戦略本部長は「紙とインターネットを融合した企画は想像以上の効果を発揮した」と振り返りました。
近畿大はメインコピーの背景に、人工知能(AI)が作り出した「いそうでいない近大生」の画像を配した新聞広告を出稿。二次元コードを読み込むと、ウェブサイト上で画像制作の裏側を見られるようにしました。
世耕氏は、関西地域のみでの広告掲載がSNSなどを通じ全国で話題になったと説明。新聞広告についてスマートフォンの画面の大きさで閲覧することに適しているとしました。
新聞協会の中村史郎会長(朝日新聞社)はあいさつで「新聞広告は読者や消費者に効果的にメッセージを届ける」と話しました。新聞各社の「新しい時代に対応した取り組み」としてデジタル媒体との連携や、データマーケティングによる新ビジネスの提案などを紹介しました。その上で新聞広告が広告主の課題解決に寄与すると強調しました。
新聞広告賞を受賞した広告主、新聞社による報告会も実施。受賞活動計10件の担当者が、新聞広告と他媒体を組み合わせた企画などを紹介しました。
新聞社や広告主企業、広告会社などから計420人が参加。式典の映像はオンラインでも生配信しました。また、10月31日まで見逃し配信します。
第43回新聞広告賞の受賞活動はこちらでご覧いただけます。
(2023年10月20日)