子の閲読、購読意向と相関 無購読家庭モニター調査 販売委員会
新聞協会販売委員会は11月16日、無購読者対象のモニターキャンペーンに参加した家庭に対する調査結果をまとめました。回答者に購読の意向を聞くと「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人は合わせて24.3%で前年度比(以下同)1.0ポイント増でした。「ほとんど毎日読んだ」と回答した1131人でみると41.6%(0.3ポイント増)が購読の意向を示しました。子供が「ほとんど毎日読んだ」という166人では53.0%(7.5ポイント減)が購読の意向を持っていました。子の閲読の頻度が高いほど購読の意向も高まっていました。
キャンペーンは小中高校生の子を持つ30~40代の無購読者層に新聞が子供の学力向上に役立つことを理解してもらう狙い。7~8月に実施しました。キャンペーンは4回目。3894の家庭が参加しました。調査の有効回答者数は3005人。
回答者に期間中の閲読頻度を尋ねると、週1回以上読んだ人は1.3ポイント増の88.7%でした。「ほとんど毎日」と答えた人が37.6%(0.2ポイント増)。子の閲読頻度を尋ねると週1回以上読んだと答えた人は33.3%で2.6ポイント増えました。「ほとんど毎日」が5.5%で0.9ポイント増えました。「読まなかった」は31.3%で4.3ポイント減りました。「週に1回以上読んだ」子が「読まなかった」子の数を上回ったのはキャンペーン開始以来初めて。
購読の意向を示した人に理由(複数回答)を尋ねると「子供の教育に役立つと思った」(33.5%)、「記事の内容が読みやすい」(30.6%)、「読み続けたい記事があった」(11.8%)の順に多くの回答が寄せられました。「子供が読み続けたいと言ったから」(3.7%)と回答した人の割合は過去4回の調査で最も高くなりました。
(2023年11月16日)