販売所の従業員数 過去最大の6.0%減 22万457人 2023年10月販売委員会調べ
新聞協会販売委員会がこのほどまとめた調査結果によると、2023年10月1日現在の新聞販売所従業員総数は前年比(以下同)6.0%減の22万457人でした。人数でみると1万4083人減りました。減少率は1963年の調査開始以来最大。従業員数は最盛期(96年)の45.6%となりました。販売所数は2.9%(400店)減の1万3373。減少率は0.6ポイント縮小しました。販売所数は、最も多かった89年の56.2%。
従業員総数の99.8%を占めるおとな従業員は6.0%減の21万9991人でした。内訳は専業従業員が4.9%減の3万5816人、副業従業員は6.3%減の18万420人。学生は0.2%増の3755人でした。
新聞少年は15.6%減の466人。内訳は中学生が16.0%減の100人、高校生は15.5%減の366人でした。
従業員総数に占める就労形態別の構成比をみると、副業が81.8%(0.3ポイント減)で最も多くなっています。専業は16.2%(0.1ポイント増)、学生が1.7%(0.1ポイント増)。新聞少年は0.2%(増減なし)でした。
外国人従業員は20.9%増の3121人で、3年ぶりに増えました。全体に占める割合は0.3ポイント増の1.4%。東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県で働く人が71.1%を占めます。
従業員の性別の構成比は男性が61.3%、女性が38.7%。男性が0.5ポイント拡大しました。
1店当たりの平均従業員数は0.5人減の16.5人でした。
所長とその家族は集計していません。ただし、配達などに従事し賃金の支払いを受ける家族は含みます。
新聞販売所従業員数の推移はこちらでご覧いただけます。
(2024年2月13日)