探求学習 司書が支える 学校図書館と新聞活用巡り小学校の実践例紹介 NIEフォーラム
新聞協会は2月23日、学校図書館での新聞活用の在り方などを考える「第7回NIE教育フォーラム」をオンラインで開きました。十文字学園女子大などで講師を務める副島江理子氏(新聞協会NIEアドバイザー)は小学校長時代、学校司書と教員が連携し新聞の読み方を教える授業を実践したと紹介。授業のテーマに合う記事を集める学校司書は子供の探求的な学びを支える上で重要だと述べました。
自治体が主導し学校でのNIEの推進を図る事例も紹介されました。東京都葛飾区教育委員会は、今年度から新聞社と購読契約を結び、区内の全74小中学校に新聞を配備しています。従来は各校が販売所と契約していました。区教委事務局の入山達也学務課学事係主査は、契約の手続きを教委が担うことによって各校の事務負担などを減らせたと説明しました。
2023年度は朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞社と契約。各校は3社のうち購読したい銘柄を区教委に伝えました。24年度からは産経新聞社、東京新聞とも契約するといいます。
大正大の稲井達也教授も登壇。2020年に開いた同大付属図書館でのNIE推進に向けた取り組みなどを紹介しました。
フォーラムは、小中高の教員や学校司書ら158人が参加しました。
フォーラムの概要はこちらでご覧いただけます。
(2024年2月23日)