第44回新聞広告賞 大賞は鹿児島県鹿屋市 「うし」の日巡り表裏面で掛け合い
新聞協会は9月4日、第44回新聞広告賞の受賞活動を発表しました。新聞広告大賞は鹿児島県鹿屋市の「土用の『うしの日』問題」に贈ります。鹿屋市はふるさと納税の返礼として名産品のウナギの申し込みが多い時期に合わせ、もう一つの名産品である和牛もPRする新聞広告を載せました。地元紙・南日本新聞の紙面の表裏に和牛とウナギそれぞれの生産者が登場し「土用の丑の日に食べるのはウナギか、牛か」について双方の主張を展開。SNSなどで反響を呼びました。「新聞広告を起点に、立体的な展開で自治体の知名度向上と地場産業の活性化に大きく寄与した」と評価されました。
広告は全15段×2面。2023年7月3日付に掲載しました。和牛生産者が登場する広告は朝日新聞(東京版)の同日付朝刊にも全15段で載りました。
広告下部の二次元コードを読み取ると、市の特設サイトに遷移します。地元出身のお笑いタレント・サンシャイン池崎さんが出演する動画が見られる仕組みを設けました。
大賞1件のほか、広告主部門で5件、新聞社企画・マーケティング部門で5件の計10件に新聞広告賞を贈ります。10月21日に東京都千代田区の帝国ホテルで開く「新聞広告の日」記念式典で贈賞します。
応募は広告主部門が225件、新聞社企画・マーケティング部門は49件でした。広告主部門は10件の優秀賞、新聞社企画・マーケティング部門は6件の奨励賞も選びました。
第44回新聞広告賞の受賞活動はこちらでご覧いただけます。
(2024年9月4日)