<新聞配達に関するエッセーコンテスト>入賞作を発表 新聞協会
新聞協会は9月30日、第31回新聞配達に関するエッセーコンテストの入賞作を発表しました。大学生・社会人部門の最優秀賞は宅石とみ子さん(65/年齢は10月1日現在、以下同/青森県東北町)の「私を励ましてくれた贈り物」に贈りました。高校生の頃に新聞配達をしていた宅石さん。ある日、集金業務で訪ねたことがある読者から販売所の店主宛てに小包が届いた。中には、目覚まし時計などとともに「卒業まで配達を頑張ると話していた女子高生に渡してほしい」と書かれた手紙が入っていました。手紙や当時の思い出は、社会に出てからも「大切な人生の宝物となっている」と振り返りました。
小・中・高校生部門の最優秀賞には杉本彩樹さん(9/金沢市)の「新聞が読みたい」を選びましだ。新聞を読むことを日課とする杉本さんの曽祖母。元日に発生した能登半島地震の被災後も新聞を心待ちにしているといいます。杉本さんは、配達員が自らも被災しながら地震でひび割れた道路を運転し、新聞を毎朝届けていることへの感謝をつづっています。
従来の小学生部門を中・高生部門に統合しました。最優秀賞のほか、2部門で審査員特別賞と優秀賞を各1件、入選各7件を選びました。元プロ卓球選手の石川佳純さんが特別審査員を務めました。全国から2900編の応募がありました。
※入賞作一覧はこちらでご覧いただけます。
(2024年9月30日)