子の閲読 購読意向と相関 無購読家庭モニター調査 販売委員会
新聞協会販売委員会は11月21日、無購読者対象のモニターキャンペーンに参加した家庭に対する調査結果をまとめました。回答者に期間中の子の閲読頻度を尋ねると週1回以上読んだと答えた人の割合は前年度比0.8ポイント増(以下同)の34.1%で過去最高となりました。回答者や子の閲読頻度が高いほど購読の意向は高まっていました。
キャンペーンは、小中高校生の子を持つ30~40代の無購読者層に新聞が子供の学力向上に役立つことを理解してもらう狙い。7~8月に実施しました。キャンペーンは5回目。3637の家庭が参加しました。調査の有効回答者数は2517人でした。
回答者に期間中の閲読頻度を尋ねると、週1回以上読んだ人は87.2%で1.5ポイント減でした。「ほとんど毎日」と答えた人は35.5%(2.1ポイント減)。子の閲読頻度を尋ねると、「ほとんど毎日」が5.9%で0.4ポイント増えました。「読まなかった」は30.5%で0.8ポイント減りました。
回答者に購読の意向を聞くと「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人は合わせて23.1%で1.2ポイント減。過去最低となりました。「ほとんど毎日読んだ」と回答した893人でみると39.2%(2.4ポイント減)が購読の意向を示しました。子供が「ほとんど毎日読んだ」という148人では47.3%(5.7ポイント減)が購読の意向を持っていました。
購読の意向を示した人に理由(複数回答)を尋ねると「子供の教育に役立つと思った」(35.9%)、「記事の内容が読みやすい」(29.4%)、「読み続けたい記事があった」(11.1%)の順に多くの回答が寄せられました。「子供の教育に役立つと思った」と回答した割合は、調査開始以来最も高くなりました。
(2024年11月21日)