2012年 8月号(No.733)
中国の「今」をどう伝えるか
中国の「今」をどう伝えるか
変わる報道フレーム、変わらない報道規制──国交正常化40周年、中国報道の現状と課題
高井 潔司(桜美林大/北海道大)
「人」を描くことで見えてきた中国社会──ドキュメンタリーで実像に迫る
角 英夫(NHK)
規制の背後にある膨大なニュース──現地取材の難しさと醍醐味
奥寺 淳(朝日)
変化する中国のメディア環境──ネットの普及でほころびはじめた情報規制
矢板 明夫(産経)
地域の視点からアジア情報発信──西日本新聞の中国報道
坂井 政美(西日本)
市場経済とネットが変える中国──中国への情報発信から見えるもの
河野 徹(共同)
司法取材・報道──裁判員制度から3年
裁判員経験者の言葉が意味するもの──記者会見の意義と課題を考える
大沢陽一郎(読売東京)
事件・裁判報道は変わったか──ガイドラインの運用と現場記者の意識
酒田 英紀(共同)
刑事裁判の原則を忘れずに──「区分審理」事件と少年事件の死刑判決から
中村 洋介(河北)
問われるメディアの「立ち位置」──小沢氏強制起訴事件の一審判決を終えて
岩田 清隆(朝日東京)
検証できる仕組みづくりを──二つの強制起訴裁判を取材して
前川 茂之(神戸)
実名ルポに徹し、地方から発信する──「あなたの隣に 発達障害と向き合う」を連載して
茂木 信幸(下野)
患者に学ぶ 現場に学ぶ──水俣病特別措置法の期限、その影響と報道
岩瀬 茂美(熊本日日)
連載
〔わかりやすさを考える〕 (第29回) 漫画デスクの苦悩 <中部経済「アラちゃんの社会見学」の巻>
立松 鉄洋(中部経済)
〔ザ・ショット〕 色のない街で──戦闘の日常化を目の当たりにして
〔わが支局 わが日々〕 (島根日日・大田支局)町の宝はすぐそばに
錦織 理花
地方紙社説・論説総覧──地方からこの国の今を見る(2012年6月)
新聞協会審査室
〔特派員の日常から〕(ワシントン)なりふり構わぬオバマ大統領──米選挙戦取材で見えてきたもの
澤田 信孝(北海道)
〔前線記者〕 行政の脆弱さを前に、読者目線で伝える──ホルムアルデヒド検出問題を取材して
石倉 雅人(上毛)
世界メディアウォッチ⑤ 米国の新聞に復活のきざし?──NYT部数急増、有料電子版は救世主か
松井 正(読売東京)
随想
かぼす自慢
浅野 総一(大分合同)
「シカの日」作戦
高橋 将哲(釧路)
「海の日」に思う
藤本 逸朗(日本海事)
ブックレビュー
新聞日誌(2012年6月)