2014年 5月号(No.754)
個人情報保護法見直しと報道/LGBTをめぐる問題をどう報じるか
個人情報保護法見直しと報道
ジャーナリズムの新たな挑戦に期待──取材規制や過剰反応にはあらためて注意を
曽我部真裕(京大)
ステージの変化に応じた議論を──独立機関とどう向き合うか
田原 和政(日経)
「知る権利」に資するために──求められる適切な情報保護措置と周知徹底
藤田 和之(読売東京)
報道機関へのテレビ会議開示の重要性──「プライバシー」がもたらす原発事故報道での懸念
奥山 俊宏(朝日東京)
公益性・公共性踏まえた制度を──情報公開の視点から
三木由希子(情報公開クリアリングハウス)
〈資料〉個人情報保護制度の動きと報道側の対応
編集部
LGBTをめぐる問題をどう報じるか
適切な理解と価値判断を──メディアに求められる視点とは
村木 真紀(虹色ダイバーシティ)
「実像」を正しく伝えるために──当事者を取材・報道する意義と課題
丹野 恒一(毎日東京)
「政治イシュー化」の必要性──社会的可視化を進めるには
二階堂友紀(朝日東京)
STAP第一報の伝え方を考える──基礎科学報道に批評性を
尾関 章(元朝日)
問われた「お金」の本質──ビットコイン取引所の破綻を伝える
畑 武尊(読売東京)
渦中に身を置き、全体を見通す──出直し大阪市長選を報じて
麻生幸次郎(毎日大阪)
露呈した災害対策の弱点──記録的大雪が残した教訓
森本 充(産経東京)
連 載
〔メディアスコープ〕 デジタル時代の報道の方法論とは──『検証ハンドブック』を発行
椿 梨奈(欧州ジャーナリズムセンター)
〔ザ・ショット〕 名物横丁の火災を捉える──再建の明かりを撮りたい
野本 裕人(読売大阪)
〔大震災を風化させないために〕(第5回) 被災経験を生かす──新潟地震50年、中越地震10年
中村 茂(新潟)
〔世界メディア事情〕(米国) デジタル版のデザイン、完成形へ──「めくる」から「スワイプする」
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔前線記者〕 心に傷痕残した凶行──柏の連続通り魔事件を取材して
市古 昌也(千葉)
〔この道一筋の記者が語る〕 (競馬) 夢は生涯一競馬記者
片岡 良典(サンスポ)
〔特派員の日常から〕(上海) 「安心」「安全」の価値──ファストファッションから見える中国
高井 望(読売テレビ)
〔わが支局 わが日々〕(神戸・宝塚支局) 歌劇100周年を迎えて
田中 真治
〔ようこそニュースパークへ 78〕 日中記者交換
春原 昭彦(上智大)
随想
狩りガール
児玉 洋子(日本農業)
移住を願い「縁は一生」
福丸 泰文(山陰中央)
電子版サービスに向けて
古田恵一郎(愛媛)