2014年 6月号(No.755)
再審・冤罪事件がメディアに問うものとは/ウクライナ情勢と報道
再審・冤罪事件がメディアに問うものとは
裁きの全プロセスを監視する役割──裁判報道が「結果報道」にならないために
井上 安正(元読売)
<インタビュー>真実を伝えてくれればそれでいい
袴田 秀子
背後の事象を丁寧に伝え続ける──袴田事件再審開始決定から見える課題
佐藤 章弘(静岡)
導き出された教訓を生かす──足利事件の検証報道から
島野 剛/沼尾 歩(下野)
半世紀、振り子の司法を追う──名張毒ぶどう酒事件報道から見えるもの
加藤 美喜(中日)
刑事司法改革への影響を読む──袴田事件再審開始決定を受けて
伊藤 一郎(毎日東京)
「裁判批判」報道のすすめ──今メディアに何が求められているのか
森 炎(弁護士/元裁判官)
ウクライナ情勢と報道
危機の背景にある東西の二重性──歴史と宗教の視点から
下斗米伸夫(法政大)
手探りの中で実情伝える──想定超える展開、次々と
田中 洋之(毎日)
現地のメディア状況と取材環境
喜田 尚/石田 博士(朝日)
労使ともに悩んだ「官製春闘」──課題残る非正規雇用の在り方
後藤 隆行 /白石 亘(中日)
消費増税をどう報じるか──財政再建と景気回復の両立を論点に
瀬能 繁(日経)
育児支える社会の課題──ベビーシッター事件を取材して
鈴木 正博(共同)
オンリーワンを探す──2013年全国メディア接触・評価調査の結果から
真板 誠(新聞協会/朝日東京)
連 載
〔世界メディア事情〕(中国) 記者による汚職告発が増加──報道統制下の限界も浮き彫りに
竹内誠一郎(読売)
〔わが支局 わが日々〕(熊野・勝浦支局) 未来もクジラと共に
須川 達也
〔ザ・ショット〕 足場倒壊 道路を覆う──真意つかめた現場の教え
風斗 雅博(神戸)
〔大震災を風化させないために〕(第6回) 記者派遣と連携──現状を伝え、備える
加藤 令史(愛媛)
〔特派員の日常から〕(バンコク) 出口の見えない政情不安──油断できないデモ取材の危険
河野 太一(テレビ朝日)
〔前線記者〕 横断幕が奪ったサポーター──浦和レッズの無観客試合を取材して
高橋 悟史(日刊スポ)
〔この道一筋の記者が語る〕(食料) 日米のなれ合いを追う
山田 優(日本農業)
〔メディアスコープ〕 変化の荒波を乗り越える──WAN―IFRA香港セミナーから
編集部
随想
「離見の見」を肝に
日下 知章(山陽)
漂流する発行本社
伴在賢時郎(長野)
「日本三名湯」って?
牧 真吾(CBCテレビ)
ブックレビュー
新聞日誌(2014年4月)