2015年 2月号(No.763)
新聞不信にどう向き合うか /安倍政権2年と総選挙
新聞不信にどう向き合うか
新聞への信頼と新聞人の誇り──「真実と最善」求める格闘を
濱田 純一(東大)
信頼の回復と再生に向けて──「インテグリティー」意識し議論重ねる
西村 陽一(朝日)
記者教育と事前審査に注力──存在意義問われる事態に危機感
溝口 烈(読売東京)
安心、信頼、共感が広がる新聞へ──体質を自省し、不寛容な空気に抗する
小川 一(毎日東京)
「むさぼり読まれる」存在を目指して──読者の視線を受け止める
佐川 博之(秋田魁)
「低地」に立って県民とつながる──地方紙の覚悟と試み
佐藤 明(新潟)
地域に寄り添い、信頼を築く──風通しのよい職場づくりが重要
臼田 信行(中日)
新聞人の覚悟と力量が問われる──「ジャーナリズムとは」熟考を
遠矢 浩司(西日本)
〈資料〉朝日新聞社の検証組織と検討結果(編集部)
安倍政権2年と総選挙
ぶれずに、手厚く、ひと目で──争点を読み解く経済紙の役割
菅野 幹雄(日経)
「くらし」に照準合わせ報じる──双方向性の活用に手ごたえ
金井 辰樹(東京)
「対中抑止論」の是非を問う──低関心のなか、重要性増す外交
斎藤 真(共同)
構造変化踏まえた政治報道を──メディアに残る55年体制
待鳥 聡史(京大)
「事故は起こり得る」を原点に──川内原発再稼働問題、幅広い意見を読者に提示
雪松 博明(南日本)
【2014年マスコミ関係判例回顧】
適切な裏付け取材を求める──ネットとプライバシーめぐる判断例も
宍戸 常寿(東大)
〔メディアスコープ〕 自主規制の道を探る英新聞界──新組織「IPSO」の下で統一しきれず
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
連 載
〔ザ・ショット〕 驚きの瞬間を記録──Jリーグ初のGKヘディングゴール
黒田 良太(山形)
〔世界メディア事情〕(中国) 統制下で繁栄するメディア──報道規制は洗練
渡辺 陽介(共同)
〔大震災を風化させないために〕(第13回) 災害多発地域での新たな役割──密着度高め、人をつなぐ
川路 善彦(宮崎日日)
〔特派員の日常から〕(ニューヨーク) くすぶり続ける人種差別──ファーガソン・黒人少年射殺事件を取材して
黒沢 潤(産経)
〔前線記者〕 歴史的経緯を踏まえ見つめる──京都大構内の警官取り押さえ騒ぎを取材して
高野 英明(京都)
〔わが支局 わが日々〕(福島民報・喜多方支社) 蔵とラーメン、地酒の街
真田 裕久
随想
編集局の男厨
吉川 達郎(サンスポ)
新幹線がやってくる
末次 一郎(函館)
ターニングポイント
桐山 圭司(岐阜)