2015年 5月号(No.766)
戦後70年とメディアの役割/〈座談会〉報道の自由と個人情報保護法改正/地下鉄サリン事件から20年
戦後70年とメディアの役割
「いま」に切り込み過去を照射する──原点・争点・課題としての「戦後」
三浦 俊章(朝日)
証言を集め、未来を考える──問われるジャーナリズムの「覚悟」
沢井 俊光(共同)
身近な戦争の記憶を見つめ直す──岐路に立つ「不戦」を守るために
近藤 浩(北海道)
記憶の継承阻む壁を示す──「新聞の流儀」は何を切り捨ててきたのか
岡本 晃明(京都)
国家でなく人間の思想を──ヒロシマ70年報道の新たな試み
西本 雅実(中国)
「特攻の地」を記録する──体験が現在と戦争の時代つなぐ
深野 修司(南日本)
一人ひとりの目の高さから──沖縄戦の記憶を刻む
謝花 直美(沖タイ)
〈座談会〉報道の自由と個人情報保護法改正
──「実名隠し」の流れにどう対抗するか
井手 雅春(朝日東京)/丸山 雅也(毎日東京)/永田 広道(読売東京)/宍戸 常寿(東大)/津山 昭英(朝日=司会)
(資料) 個人情報保護制度の動きと報道側の対応
個人情報保護法改正案(抜粋)
新聞協会意見書(①2009年、②2015年)
地下鉄サリン事件から20年
刑事裁判では迫れない真相──社会は教訓を共有できたか
瀬口 晴義(東京)
〈インタビュー〉被害者の声を社会に伝えるために──記者はあきらめずにコンタクトを
高橋シズヱ(地下鉄サリン事件被害者の会)
医療事故報道の15年と今後の課題──医療事故調査制度の10月施行に向けて
前村 聡(日経大阪)
与那国島の民意を問う──自衛隊基地建設の住民投票を報じて
高良 新輝(八重山毎日)
地域とともに未来をつくる──パートナーセンターを新設
太田 貞夫(神戸)
〔メディアスコープ〕 米デジタルジャーナリズムの最前線──NICAR2015に参加して
松波 功(中日)
連 載
〔世界メディア事情〕(米国) 「ミレニアル」がキーワード──若者のニュースの消費は活発
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔特派員の日常から〕(台北) 住宅密集地で起きた事故の衝撃──台湾の旅客機墜落事故を取材して
田島 則之(NHK)
〔ザ・ショット〕 異彩放った立佞武多──サンバが聞こえる写真を
工藤 知己(東奥)
〔困ったことば〕 架け橋・懸け橋──あの名曲の名は
鈴木 豊(時事)
〔わが支局 わが日々〕 (上毛・中之条支局) ダム建設に翻弄
宮崎 秀貴
〔大震災を風化させないために〕(第16回) 「繰り返し」で意識高めたい──特集「月刊 防災新聞」スタート
浜浦 徹(北日本)
〔前線記者〕 サッカー協会の体質浮き彫りに──代表監督交代劇を取材して
志田 健(サンスポ)
〔ようこそニュースパークへ〕 欧州訪問大飛行
春原 昭彦(上智大)
随想
「こち女」
植松 恒裕(静岡)
消えゆく伊予生糸
杉原 俊之(愛媛)
イワノフさんのこと
加増 良弘(テレビ東京)
ブックレビュー
新聞日誌(2015年3月)