2015年 6月号(No.767)
リアリティーが読者を動かす──社会をどう伝えるか/統一地方選を報じて
リアリティーが読者を動かす──社会をどう伝えるか
事実を追求し、敬意を持って解釈する──読み手を説得できる取材と叙述とは
溝口 敦(ノンフィクション作家)
「不寛容時代」をありのままに──取材深めストーリー積み上げる
永海 俊(毎日東京)
貧困に苦しむ子供の肉声報じる──「傷つけない」報道に苦心
岩﨑 千尋(読売東京)
当事者の言葉に身を引き締める──LGBTの「理解してほしい」思い
根岸 寛子(北海道)
報道は当事者の痛みを知り得るか──安全圏から踏み出し、ヘイトスピーチ問題伝える
石橋 学(神奈川)
「老いからのSOS」に耳を傾ける──取材の壁乗り越え、社会に問題提起
市川淳一朗(静岡)
読者の声に導かれ連載4年──発達障害の当事者と歩んで
中浜 隆宏(山陽)
「ハタ」が「ラク」になるために──年次企画「生きる 働く」が目指すもの
酒匂 純子(西日本)
統一地方選を報じて
地方自治の「健康状態」を明らかに──全国紙の特長生かした二つの調査
西山 公隆(朝日東京)
「捨てるな1票」キャンペーンを展開──「低投票率県」脱却を目指す
中村 一彦(東奥)
無投票当選を考える──香川県議選を通じて
木下 亨(四国)
世論調査の新たな手法──携帯電話RDD調査の実用化に向けて
小野寺典子(NHK)
書評は時代が見えるニュース──5千編を収めた『書評大全』を刊行
杉本 新(共同)
連 載
〔世界メディア事情〕(中国)消えた「自由主義新聞」──南方週末はどう殺されたか
大熊雄一郎(共同)
〔ザ・ショット〕船員救出の一瞬──ヘリとの見事な連携
岩崎 勝(北海道)
〔大震災を風化させないために〕(第17回) 災害に備える意識を醸成──命守る方法を伝える
後藤 仁孝(熊本日日)
〔特派員の日常から〕(ロサンゼルス)住民が暴いた「本音と建前」──干ばつに揺れるビバリーヒルズ
弓削いく子(フジテレビ)
〔前線記者〕住民不安と憤り浮き彫りに──高崎・硫酸傷害事件を取材して
小沢 宜信(上毛)
〔困ったことば〕 カタカナ語──追い付かない言い換え
鳥居 美樹(読売東京)
〔わが支局 わが日々〕(千葉・成田支局)変わる空港 内外往来
高橋 律孝
〔メディアスコープ〕紛争地取材の安全確保を討議──IPI世界大会から
藤高 伊都(新聞協会)
随想
「空の風景」をつぶやく
内田 雅章(福井)
「神話」と「怪談」の国
高尾 雅裕(山陰中央)
ジャーナリスト@テクノロジー
平岩 潤(名古屋テレビ)
ブックレビュー
新聞日誌(2015年4月)