2015年 7月号(No.768)
メディアの権力チェック機能を考える/日韓正常化50年とメディア
メディアの権力チェック機能を考える
権力と距離保ち、読者に向き合う報道を──メディアの自主規制は日本の危機
田中 秀征(元・経済企画庁長官) 〈インタビュー〉
権力との対峙に奇策はない──背筋を伸ばし、足で稼ぐ
小川 一(毎日)
取材活動は読者の負託──権力の「脅しと懐柔」に抗する
中平 雅彦(高知)
「橋下劇場」が遺したものは──素顔が見えない「トリックスター」を追って
佐藤 泰博(産経大阪)
自らを「相対化」することから──「聖域」なき言説のために
大野 博人(朝日)
問われる「本質を見抜く力」──メディア総体の自律が権力介入を防ぐ
粕谷 賢之(日本テレビ)
日韓正常化50年とメディア
冷え込む関係のなかで希望も──日韓関係の現状を考える
峯岸 博(日経)
日韓相互理解に向けて──メディアにで きること
阪堂 博之(共同)
反韓・嫌韓だけでいいのか──40年前の既視感から
黒田 勝弘(産経)
秋田と韓国の交流の道探して──空路がひらく可能性と採算のはざま
渡辺 歩(秋田魁)
人的交流が育てる世論の成熟──福岡から考える日韓50年
進藤 卓也(西日本)
過酷な環境下で人々の温かさを実感── ネパール大地震を取材して
金子 淳(毎日)
〔メディアスコープ〕デジタル時代への挑戦めぐり討議── WAN―IFRAワシントン大会から
積極的なニュース配信に注目
川村 剛志(朝日)
新聞社の影響力保持が課題に
矢崎 弘之(北海道)
メディアのブランド力を意識
深谷 光一(博報堂DYメディアパートナーズ)
連 載
〔世界メディア事情〕(英国)ガーディアンの名編集長、退任──権力に挑み、デジタル化やオープン化を推進
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
〔ザ・ショット〕ヤマネコ追い求め6日間──希少動物の生態とらえる
中島 悠(共同)
〔困ったことば〕憂う──文法で割り切れない文語表現
志村 文史(朝日)
〔前線記者〕全国に広がった文化財被害──寺社に油がまかれる事件相次ぐ
谷村 隆城(奈良)
〔特派員の日常から〕(モスクワ)モスクワで見たプーチン大統領──〝孤立〟を深めるロシアを取材して
陣 中文(テレビ朝日)
〔大震災を風化させないために〕(第18回)南海トラフ巨大地震に備える──「香川も大規模被害」を前提に
黒島 一樹(四国)
〔わが支局 わが日々〕(山口・萩支局)世界遺産のあるまちに
小林 茂幸
〔ようこそニュースパークへ〕(最終回)孤高の新聞「日本」展
新聞協会博物館事業部
随 想
日光社参の復活
関根 文夫(下野)
クジラの文化を地道に
須川 達也(熊野)
採用面接に極意はあるか
中嶋 保雄(東海テレビ)