2015年 11月号(No.772)
地域づくりと報道の課題/個人情報保護法改正と取材
地域づくりと報道の課題
「地方創生」再構築へ新聞に期待する──一極集中に抗する体制づくりを
山下 祐介(首都大学東京)
もう一歩、より地域の中へ────「地道に、泥臭く」を信条に
日下 知章(山陽)
地方創生、政権浮揚策か──活性化策に手詰まり感
諏訪 雄三(共同)
大合併は地方政治の衰退加速の一因──選挙取材のノウハウ継承が重要課題に
三島 亮(新潟)
地域の独自性を見つめた提案報道を──被災地にとっての「平成の大合併10年」
四戸 聡(岩手日報)
メディアに求められる分析力──「合併先進県」の10年
仙波 朋子(愛媛)
住民目線で観測し検証する──首都圏に近接する利点と悩み
中野 勲(下野)
地域の声をもっと聞いて──熱心な自治体からも湧く疑問
矢野 憲州(高知)
マチ・ムラ連合で地方再生──一村一品運動の視点から
佐々木 稔(大分合同)
「ライター兼百姓」で示す別の生き方──「地方創生」は尊大なキャッチコピー
近藤康太郎(朝日)
〈座談会〉個人情報保護法改正と取材──報道現場への影響を考える
平 和博(朝日東京)/青島 顕(毎日東京)/田中 史生(読売東京)/宍戸 常寿(東大)
日航機墜落事故30年に寄せて──若い記者へのメッセージ
武藤 洋一(上毛)
連 載
〔世界メディア事情〕 (英国)日経が買収した、英FTとは──その歴史とジャーナリズム
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
〔ザ・ショット〕 噴火警戒下、祈る思いで待つ──桜島とH2Bロケットの光跡
蓑田 智史(南日本)
〔特派員の日常から〕(アジア編集総局) プノンペンとバンコク──スコールの後で
村山 宏(日経)
〔大震災を風化させないために〕(第22回)地元の「防災力」につなげる──災害発生が想定される地域事情
高橋 一永(山梨日日)
〔前線記者〕 判明した備えの甘さ──大型フェリー火災事故を取材して
二木 章吉(苫小牧)
〔困ったことば〕 開基──和人の側から見た歴史観
上村 英生(北海道)
〔わが支局 わが日々〕(岩手日日・水沢支社) ILCに期待膨らむ奥州市
佐藤 隆弘
随想
次は『日本書紀』
甘利 治夫(奈良)
バンザイってどうなの?
齋藤 徹(東奥)
「強竜」復活を願いつつ
安藤 靖彦(テレビ愛知)
データ&リサーチ ①新聞社総売上高推計調査(2014年度) ②新聞社の経営動向(2014年度)
ブック・レビュー
新聞日誌(2015年9月)