2016年 6月号(No.779)
憲法をどう報じるか/地域経済活性化と新聞報道/海外メディアのデジタル戦略
憲法をどう報じるか
「立憲主義」の今を読者に提示──問うべきは護憲・改憲以前の問題
高橋 純子/井田香奈子(朝日東京)
事実を積み上げ、時代と切り結ぶ──「根本ルール」ゆえの難しさを超えて
井上 英介(毎日東京)
公布70年、未来の憲法を語るために──冷静な議論の土台となる紙面づくり
川嶋三恵子(読売東京)
安全保障の現実踏まえて報道──日本の将来見据えた議論求める
有元 隆志(産経東京)
読者と語り合う姿勢で連載開始──「低憲選挙」の衆院補選とメディアの役割
嵯峨 仁朗(北海道)
「萎縮社会」と圧力を問う──表現と言論の現在地に向き合う視点
吉永 周平(京都)
地域経済活性化と新聞報道
戦略的な「地域経営」が課題──記者は現場から新たな発見を
関 満博(明星大)
地域の雇用を考える──獲得した人材を県内産業の発展に
嶋崎 宏樹(秋田魁)
人口減時代に「創造」を支援──地域金融機関の取り組みを報じて
小川 祐司(宮崎日日)
海外メディアのデジタル戦略
<新聞協会欧州デジタルメディア事情視察団報告>
デジタル広告の行方──「アドブロック大国」の教訓
江村 亮一(日経)
有料化の「プランB」──購買行動めぐるセッションから
軍司 泰史(共同)
「読者」との結びつきを強める──紙とデジタルは両輪
重久 基志(信濃毎日)
イノベーションの鍵は変化への挑戦──海外各紙の先駆的な取り組み
清田 慎弥(西日本)
公益通報者保護法の見直しと調査報道──情報源を守れない「悪法」との戦い
井手 裕彦(読売大阪)
調査報道の梁山泊ICIJ──ネット上で励まし合い「パナマ文書」報じる
澤 康臣(共同)
証言残す責任と役割を痛感──連載「語り継ぐハンセン病」に取り組んで
阿部 光希(山陽)
連 載
〔世界メディア事情〕(中国) 文革50年目の習近平賛美──権力闘争の影も
山田 周平(日経)
〔ザ・ショット〕 予期せぬ瞬間をとらえる──前田投手が本塁打デビュー
高野 仁(共同)
〔特派員の日常から〕 和平停滞で忍び寄るISの影──フィリピン・ミンダナオ島を取材して
姫野 敬司(NHK・マニラ支局)
〔前線記者〕 追突の背景に過酷な勤務実態──山陽道トンネル事故を取材して
門戸 隆彦(中国)
〔困ったことば〕 車の「離合」──―えっ、方言だったの
安東 信一(西日本)
〔わが支局 わが日々〕 日本一の「子育て村」
杉原 一成(山陰中央・邑南通信部)
〔メディアスコープ〕 ノルウェーの電子ニュース税制──3月にゼロ税率を導入
編集部
随 想
豊かな大地の宿命
森永 有三(熊本日日)
これからが本番
松原 清(苫小牧)
地獄という名の定宿
西渕 憲司(フジテレビ)
ブックレビュー
新聞日誌(2016年4月)