2016年 7月号(No.780)
熊本地震への対応と報道/公益通報者保護法をめぐって
熊本地震への対応と報道
「新聞の出番」という気持ちで──地元紙として即応し、掘り下げる
山口 和也(熊本日日)
内陸地震への注意喚起に課題──科学報道の視点から
青木 慎一(日経)
現場の声くみ再建の本番へ──被災者が求める情報考え続ける
岩田 誠司(朝日西部)
伴走者としてこれからも──悩みながら被災者に向き合う
前田 淳(西日本)
「地域のために」を追求──大分・湯布院の被害と結束
指原 祐輔(大分合同)
読者の「役立ちたい」思いに応える──体験記で伝えたボランティアの実像
宮畑 譲(東京)
「起こり得る災害」を伝える──先進県が知るべき教訓を現地取材で
山本 淳樹(静岡)
BCPを初めて発動して──必要な情報を迅速確実に届けるために
吉塚 育史(読売西部)
人を支える、人が支える──「届ける現場」からの報告
林 茂(熊本日日)
学生たちの「震災とマスメディア」──被災地での評価と批判
鈴木 桂樹(熊本大)
公益通報者保護法をめぐって
「公益」と報道通報──求められる保護のあり方とは
浅岡 美恵(弁護士)
内部告発者にどう向き合うか──保護制度の望ましいあり方
桐山 桂一(東京)
報道活動が変えた行政の対応──「密告」視しない社会づくりも報道の課題
斉藤 隼人(河北)
人々が声上げられる社会を──テレビにおける調査報道の現場
住友 洋介(TBSテレビ)
慎重に取材重ねた「闇カジノ」報道──アスリート育成に警鐘鳴らす
小野田雄一(産経東京)
新聞読者、社会性の高さ目立つ──2015年全国メディア接触・評価調査の結果から
川原 信之(日経)
〔メディアスコープ〕 英政府の放送白書にみるBBCの将来像
中村 美子(NHK)
連 載
〔世界メディア事情〕(英国) 読者コメント欄の悪用を防ぐ──「ニュース・インパクト」会議で討議
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
〔特派員の日常から〕 パルミラ遺跡 破壊の爪あと──シリア取材の危険・制約・意義
佐野 純(フジテレビ・ロンドン支局)
〔ザ・ショット〕 鋼材の下での救助──移動阻まれ配置に苦心
小林 伸哉(神戸)
〔前線記者〕 対話促す報道が重要──保育園建設断念問題を取材して
小林多美子(毎日東京)
〔困ったことば〕 今期──それとも今季?
佐々木守人(東奥)
〔わが支局 わが日々〕 山と暮らす
細野はるか(市民タイ)
随 想
名古屋の暑い夏
加藤 宏幸(中日)
弓道とノーベル賞
吉田 俊一(埼玉)
あれから5年……
齋藤 敬(読売テレビ)