2016年 9月号(No.782)
参院選をどう報じたか/英EU離脱の取材と報道
参院選をどう報じたか
勝者に都合良く解釈させない姿勢で──争点と焦点をわけて位置づけ
西山 公隆(朝日東京)
「増税延期後」の課題を問う──改憲論議の現実踏まえ紙面作り
鈴木 雄一(読売東京)
選択肢を提示する報道機関の役割──候補者の動きと主張を丹念に拾う
田中 大(山形)
県民の意向と陣営の事情──伊方原発再稼働の「際立たない主張の違い」
武田 亮(愛媛)
10代と政治の接着剤に──「2%」の新有権者と「3分の2」考
辻村 圭介(佐賀)
苦労の連続となった合区の取材──候補、住民双方に〝不幸〟な制度
小谷 和之(新日本海)
「合区」の取材態勢と報道の教訓──徳島新聞と連携した紙面作り
浜田 成和(高知)
英EU離脱の取材と報道
英国民投票の「予想外」──誰の視点から見ていたか?
若松 邦弘(東京外国語大)
多面的に、主張をバランス良く──世界への影響見極めた投票までの報道
窪田 淳(日経)
多角的取材で「空気」をつかむ──報道の幅と深みを生む現地拠点の役割
坂井 隆之(毎日)
変わる英国を伝える──今後の報道課題は何か
島崎 淳(共同)
「人間の弱さ」の手触り──尼崎連続変死事件の闇に向き合って
木村 信行(神戸)
スマートフォン対応に力注ぐ──新聞協会「情報サービス現況調査」結果から
新聞協会デジタルメディア担当
連 載
〔ザ・ショット〕 住宅街をのみ込む泥水──広い現場を分かりやすく
山崎 亮(中国)
【新連載】〔“先生”体験から考える〕 柔らかな感受性に触れる──教室も新聞人の大切な「現場」
城島 徹(毎日)
〔世界メディア事情・米国〕 試される報道の客観主義──トランプ氏が前代未聞のメディア批判
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔困ったことば〕 硫黄のにおい──正確さか伝わりやすさか
田原 浩史(テレビ朝日)
〔特派員の日常から〕 ひまわりと革命家──高まる若者の「台湾人意識」
大月 克巳(時事・台北支局)
〔前線記者〕 問われた街の未来──郊外大型店の増床問題を取材して
横内 史貴(山梨日日)
〔わが支局 わが日々〕 「ワインのまち」から
三宅 教之(山陽・新見支局)
〔メディアスコープ〕 デジタルニュースの動向──ロイタージャーナリズム研究所報告書から
新嶋 良恵(慶応大)
随想
ミニバレー奮戦記
児玉 匡史(十勝毎日)
筑波山登山に思う
菊池 克幸(茨城)
稲作と三重
綿貫 美希(伊勢)
〔データ&リサーチ〕 新聞・通信社の従業員数・労務構成調査(2016年4月)
ブックレビュー
新聞日誌(2016年7月)