2017年 5月号(No.790)
感情の時代とメディア/これからの介護報道を考える
感情の時代とメディア
多くの人の声集め客観性の検証を──危機に直面する「ポスト・トゥルース」時代の新聞
宇野 重規(東大)
【世界メディア事情・米国(特別編)】
未知の時代に突入した米メディア──市民を引きつける鍵は独自報道
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
危うい刃渡りを強いられる時代に──政治とメディアとネットが直結する現実
小口日出彦(パースペクティブ・メディア)
なし崩しの「情報統制」に歯止めを──経産省の執務室施錠・取材対応の厳格化をめぐって
田辺 裕晶(産経)
国民が知るべき南スーダン「戦闘」──駆け付け警護は必要か、再議論を
稲葉 俊之(共同)
ポピュリズムが生じるとき──日本における劇場型首長登場の背景
有馬 晋作(宮崎公立大)
民主政治の綻びに敏感であること──橋本徹氏インタビューから考えるメディアの責務
宇城 昇(毎日)
〝小池劇場〟の危うさを見極める──求められる冷静、客観的視点
小林 健(読売)
これからの介護報道を考える
「長生きできて幸せ」な社会へ──温かいまなざしを向ける意識広げたい
小松 嘉和(秋田魁)
年を重ねることに希望抱ける記事を──自戒込め、誰にも訪れる老いを問い続ける
新垣 綾子(沖タイ)
「ささやかな喜び」を耕し続ける──両親の介護は命を育む日常の営み
三浦 耕喜(中日)
実態浮き彫りにし「孤立化」の防止を──社会変革促す報道に期待
結城 康博(淑徳大)
「記者殺害」は今も世界の現実──阪神支局襲撃事件をどう伝えるか
吉岡 一(朝日)
不妊と向き合う苦しみ伝えたい──表に出にくい女性の思いに耳を傾ける
中野 由梨(徳島)
連 載
〔ザ・ショット〕 想定外の〝バトル〟に遭遇──2時間粘り連写に成功
田中 英樹(長崎)
〔困ったことば〕 入籍──初婚同士なら誤り
豊田 順子(日本テレビ)
〔特派員の日常から〕 欧州各地にくすぶる火種──オランダ下院選、極右躍進ならず
川崎 誠久(時事・パリ支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 舞台が私を待っている──出前授業は新聞づくりに通ず
桐生 典夫(下野)
〔前線記者〕 延焼拡大の真相究明と検証を──アスクル倉庫での火災を取材して
勝俣 直(埼玉)
〔わが支局 わが日々〕 地域の思いを代弁
大槻 明永(北海道・深川支局)
随想
雪国の小さな学校で
岩本 聡(北日本)
この国難、どうするぜよ
須賀 仁嗣(高知)
チャンスは日常の足元に
河野 誠司(宮崎日日)
ブックレビュー
新聞日誌(2017年3月)