2017年 8月号(No.793)
いじめ自殺の問題と報道/更生の在り方をどう報じるか──110年ぶりの刑罰見直しを前に
いじめ自殺の問題と報道
「予防可能な死」を防ぐには──連載「小さないのち」通じ模索し続ける
野沢 哲也(朝日)
なぜ悲劇は繰り返されたのか──仙台市の事件から考える記者の役割
横山 勲(河北)
第三者委は遺族の願いに応えよ──事実解明には報道機関の検証が必要
井上 駿(神戸)
「市教委の不手際たたき」で終わらずに──取手市中3生徒の事件を取材して
石川 孝明(茨城)
当事者の声集め事実を積み重ねる──震災避難生徒いじめ問題を報じる
川南 有希(共同)
被害者の立場で繰り返し報じる──6年前の事件経て対策に取り組む大津市で
小川 卓宏(京都)
長期取材に基づく教育実践の報道を──特有の課題抱える日本の学校組織といじめ
滝 充(国立教育政策研究所)
更生の在り方をどう報じるか──110年ぶりの刑罰見直しを前に
社会全体で出所者の更生支援を──高知刑務所の「塀の中から」
山崎 友裕(高知)
刑罰への正しい理解促す報道に期待──刑務所の養護施設化を招いたものは
浜井 浩一(龍谷大)
自省と改革求められるメディア──SNS時代の課題探ったIPIハンブルク大会
小松 浩(毎日)
斬新な視点で素材を読者に届ける──ドローンを活用した写真報道の現状と展望
小川 正成(北海道)
「調査報道」手法公開の試み──メディアへの信頼を取り戻すために
安井 俊樹(NHK)
連 載
〔世界メディア事情・韓国〕 大統領選でも「虚偽ニュース」拡大──懸念される韓国社会の分裂
中島健太郎(読売)
〔前線記者〕 収束見えぬなか農業再興はかる住民──豊後大野の地滑り問題を取材して
庄 亨(大分合同)
〔ザ・ショット〕 清流に映える銀鱗──3時間粘り水槽越しに活写
米丸 悟(宮崎日日)
〔特派員の日常から〕 「至近距離」で難民問題と向き合う──トルコで見たシリア内戦7年目の現実
坂本 隆之(フジテレビ・イスタンブール支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 「言葉の力」を信じ真剣勝負──子供と出会い、新聞の可能性思う
斉藤 敦(秋田魁)
〔わが支局 わが日々〕 郷土ありてわれあり
河辺由記子(釧路・標茶支局)
〔困ったことば〕 男・女──ネガティブなイメージが定着?
田村 雅弘(日経)
随想
スポーツを撮る喜び
高久 佳也(函館)
琉球国之図
石堂 清彦(琉球)
ヒバクシャと禁止条約
岩崎 誠(中国)
ブックレビュー
欧米メディア動向(2017年5~6月)
新聞日誌(2017年6月)