2017年 9月号(No.794)
都議選のインパクトを伝える/改正組織犯罪処罰法と報道/公文書管理を報じる視点
都議選のインパクトを伝える
「1票が未来につながる」を具体的に──透明性問われる小池都政の今後
森川 清志(東京)
報道は目先の動きに流されずに──自民「歴史的大敗」が国政に与えたもの
酒井 充(産経)
対決型政治の限界で揺らぐ1強──日本経済に与える影響を考える
斉藤 徹弥(日経)
首都の課題を地方に結びつける──全社態勢で臨んだ半年間の取り組み
山脇絵里子(共同)
注目集めた国政関連の記事──紙面傾向の量的な分析から
前田 幸男(東大)
改正組織犯罪処罰法と報道
議論深める報道に工夫──ネット社会で進む世論の二極化の中で
三橋 麻子(朝日)
不安をあおらず、分かりやすく──捜査機関の適正な運用をチェックする
木村 優里(読売)
〈資料編〉改正組織犯罪処罰法に関する社説・論説一覧 2017年3月1日~7月31日
公文書管理を報じる視点
調査報道でジャーナリズム魂示せ──交渉記録廃棄は公文書管理法違反
三宅 弘(弁護士)
公文書隠しは報道機関への挑戦──森友・加計問題に見る根深い隠蔽体質
大場 弘行(毎日)
真に重要な資料の保存を──熊本県で文書管理・廃棄を評価する立場から
三輪 宗弘(九州大)
進むプラットフォーム参画──新聞協会「メディア現況調査」結果から
新聞協会デジタルメディア担当
連 載
〔ザ・ショット〕 崩れ落ちる杉林と土砂──団員の表情が語る衝撃
鈴木幸一郎(大分合同)
〔世界メディア事情・米国〕 破壊される「ニュース=事実」──急速に低下する伝統的メディアの信頼性
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔前線記者〕 画期的な2度目の再審決定──大崎事件第3次請求審を取材して
山下 智弘(南日本)
〔特派員の日常から〕 奪われた平穏な市民の日常──フィリピン・ミンダナオ島の戦闘を取材して
松永 新己(日本テレビ・バンコク支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 子どもたちの正直な感想を糧に──新聞に目を向けるきっかけづくりに励む
水野 幸雄(山陰中央)
〔わが支局 わが日々〕 港で広がる好循環
坂本由美子(山形・酒田支社)
〔困ったことば〕 そもそも──言葉の意味揺るがす閣議決定
道浦 俊彦(読売テレビ)
随想
ある町の挑戦
沼沢 隆一(デーリー東北)
観光と市民生活
布部 拓男(京都)
心に種をまく本
竹村 和子(全国学校図書館協議会)
データ&リサーチ 新聞・通信社の従業員数・労務構成調査(2017年4月)
ブックレビュー
新聞日誌(2017年7月)