2018年 1月号(No.798)
2017総選挙とメディア/共産党大会後の中国と報道
2017総選挙とメディア
北朝鮮対応で解散決断は大義──政権の慢心透ければ支持失う
大谷 次郎(産経)
問い続けた「安倍政治」の是非──有権者の落胆を前に報道の使命を考える
坂尻 顕吾(朝日)
二正面作戦下で追った野党再編劇──自民に代わりうる政治勢力か見極め必要
加藤理一郎(読売)
露呈した小池氏手法の限界──分かりにくい「政権選択」の看板
原 昌志/木原 育子(東京)
SNS選挙の波が到来──分析が浮き彫りにした新たなユーザー像
丸谷 浩史(日経)
「若者の保守化」の正体──リアリティーなき「他人(ひと)ごと支持」
松本 正生(埼玉大)
独自の視点で活発かつ健全な競争を──かつてなく求められる権力監視の役割
内山 融(東大)
〈資料編〉2017年衆議院議員総選挙に関する社説・論説一覧 2017年9月18日~10月23日
共産党大会後の中国と報道
「強国」の実像伝えられたか──変わる隣国、変わらない対中認識
鹿森 秀輝(時事)
自らを世界の中心と位置づけた中国──真相を見る目をゆがめずに
遠藤 誉(東京福祉大)
巨大化する中国経済──変化の方向を見誤った日本の中国報道
丸川 知雄(東大)
中途半端だった「改革」──神鋼データ改ざん問題を取材して
高見 雄樹(神戸)
「最後の機会」危機感を原動力に──行員経験生かし拓銀破綻20年を検証
宇野 一征(北海道)
連 載
〔ザ・ショット〕 水面に輝く逆さもみじ──黒紙使い露光調整
安藤 茂喜(岐阜)
〔世界メディア事情・米国〕 セクハラ報道で新聞が主役に──「裏取り」の強みが生かされる
津山 恵子(在米ジャーナリスト)
〔困ったことば〕 連濁──サンフンにプンプン
石巻 ゆうすけ(関西テレビ)
〔前線記者〕 老いが問う裁判員制度の課題──青酸連続殺人事件の公判から
片村 有宏(京都)
〔特派員の日常から〕 ルターがもたらした現代──宗教改革500年のドイツから
中西 啓介(毎日・ベルリン支局)
〔〝先生〟体験から考える〕 新聞を「社会に開く窓」に──高校生への出前授業から
安里 努(沖タイ)
〔わが支局 わが日々〕 遺産登録へ生態系保全
且 慎也(南海日日・徳之島総局)
随想
あんぽんたんの木
野田 龍也(室蘭)
異世界と地域と
青木 晋(神奈川)
「平成」を問う
粕谷 賢之(日本テレビ)
ブックレビュー
新聞日誌(2017年11月)