2018年 7月号(No.804)
セクハラ問題とメディア/海賊版サイトへのブロッキングを巡って
セクハラ問題とメディア
「守られない記者」と報道の自由──求められる三つの不足からの脱出
竹信三恵子(和光大/ジャーナリスト)
アンケートから記者の叫びが聞こえる──根絶に向けての第一歩は自分の周囲から
本橋 由紀(毎日)
ハラスメントは重大な人権侵害──働きやすい職場環境への取り組み
笠間亜紀子(読売)
わがこととして悩み、伝える──女性管理職の視点から見た財務次官問題
増田恵美子/稲葉 千寿(東京)
報道各社の体制改善し環境を整えよ──「書いてほしい」と思われる記者になるために
上谷さくら(弁護士)
男性中心組織がはらむ構造的ハラスメント──行政・メディア・大学の三権力機構から
諸橋 泰樹(フェリス女学院大)
取材時のコンプライアンスの確立を──ドイツから財務次官の記者セクハラ問題を考える
熊谷 徹(在独ジャーナリスト)
〈資料〉財務事務次官の記者へのセクハラ問題の経過
海賊版サイトへのブロッキングを巡って
功の部分含め正しい総括が必要──第2、第3の「漫画村」対策へ課題整理を
岩田 智博(朝日)
オープンな場で筋の通った検討を──ブロッキングの法的な問題点
曽我部真裕(京大)
〝いまそこにある危機〟脱出へ──海賊版根絶に向けた出版界の取り組み
塩見 健(出版広報センター)
災害報道から見るメディアの課題──報告書『トップが語る3・11報道』を編集して
林 香里(災害と報道研究会/東大)
連 載
〔ウチナーンチュが見た米国②〕 「#MeToo」の先に見据えること──ペンは権力構造に切り込めるか
座波 幸代(琉球)
〔特派員の日常から〕 ノーベル文学賞を覆う暗い影──スウェーデン・アカデミーのセクハラ疑惑
立石 修(フジテレビ・ロンドン支局)
〔ザ・ショット〕 迷路で描く復興への道のり──リモートスイッチで捉えた笑顔
木村 泰之(日本農業)
〔世界メディア事情・英国〕 地道な取材で放ったスクープ──フェイスブック窮地、英内相辞任につながる
小林 恭子(在英ジャーナリスト)
〔前線記者〕 違和感ぬぐえぬ刑務所・法務省の対応──愛媛・広島の受刑者逃走事件を取材して
二宮京太郎(愛媛)
〔〝先生〟体験から考える〕 きっかけづくりの大切さ──若年層との接点を増やす挑戦は続く
保坂 真吾(山梨日日)
〔わが支局 わが日々〕 「地震前」を取り戻す
岡本 幸浩(熊本日日・阿蘇総局)
〔困ったことば〕 べき・べきだ──日本語界の変わり者?
飯田 康雄(日経)
随想
火・木・土曜はジム通い
出浦 孝輝(福井)
意志薄弱
渡邊 智(陸奥)
テニス100年ロマン
山形真一郎(テレビ大阪)
ブックレビュー
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